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- スマート家庭経営への道

2014年 第5回 スマート家庭経営への道~ 価格変動に負けない賢い消費者になる 食費編
中村 真佐子  ⇒プロフィール

前回まで、貯蓄の大切さや方法についてみてきました。今回からは2回に分けて支出についてみていきます。今回は、支出の中でも食費にスポットを当ててみます。

支出の中でも、「食費」は、圧倒的に女性が管理していると思われ、そのやりくりは女性が得意としているところと感じています。

価格に敏感な女性は、食費に関するものの価格に対して、「高い」「安い」の評価軸を持っていてすぐ判断できる能力があるように思います。それにさらに磨きをかけて、値上がりに負けない消費マインドを確立しましょう。ポイントキーワードは2つ。「使い切り」と「予算」です。

 

農作物や食品における価格の変動要因を知る

食費の品目として、米、野菜や果物などの農作物、肉や魚などの生鮮品、加工食品などがあります。これらの価格が安定していると、食費も年間を通じて安定するのですが、あらゆる要因で価格は変動します。

 

経済の一般的な考え方として、モノの価格は需要と供給で決まります。あるものに対して求める人が多ければ、価格は上がり、求める人が少なければ、価格は下がります。これは国内の景気が大きく影響します。

 

その他の要因として「為替」があります。輸入品の価格が変動します。円安になれば輸入品が高くなり、円高になれば安くなります。日本の食料需給率は40%程度ですので、為替の影響は大きく受けることになります。

 

自然現象などの要因は、特に農作物への影響が大きく、価格にすぐ反映する側面があります。このように、モノの価格特に食料品は複雑な要因により価格が変動します。

その変動要因により価格がどのように変動するのかを、まず知っておきましょう。

 

価格変動への過剰反応をしない

モノの価格の変動に、過剰反応するのはスマート家庭経営では避けたいところです。

食料品は、常に価格変動するので、それに女性は敏感です。モノの価格の変動要因がわかっていればあわてることはありません。例えば、天候不順による不作による野菜の高騰は、早い段階で店頭価格に反映しますが、一次的でしばらくすれば価格は安定してきます。為替による原材料費の高騰などは、製品店頭価格に転嫁されるまでにタイムラグがありますし、店頭でもそのまま価格転嫁するのではなく、客の消費動向により価格を調整します。

 

つい最近では、消費税の駆け込み需要が記憶に新しいですね。消費税は、値段が消費するすべてのものを値上げされることがわかっていて、4/1~という時期も明確だったことから、購入予定であった高額商品については購入してもよい時期だったでしょう。ただ、メディアの過剰な報道もあり、駆け込み需要に拍車がかかったように感じます。

 

私たち消費者は周りのあらゆるもの、特にインターネットやTVに影響され「気分」で消費行動をしてしまう傾向があります。

「気分」で買ったものに対して、後から「後悔」することがあるなら、それが有効なお金の使い方だったことにはなりませんね。食品の場合は、使い切ってこそお金を有効に使ったということになるのです。

 

食費は買ったものを使い切ってこそお金をかけた価値が生まれる

食費として使うお金は、買ったものすべて使い切り、おいしい料理ができ、食卓が豊かになれば、有効なお金の使い方となります。

例えば、10個入り200円の卵を賞味期限まで使い切れず、2個廃棄したら、40円無駄になります。

 

天候不順で鍋野菜が高騰して白菜が一つ300円の時、タイムセールで「半額!」ということになってお得だから白菜2つを買ってしまった。タイムセール前と後では同じ300円の消費です。白菜は生鮮品ですので、腐るまで日が浅いです。1つでも2つでも同じ期間で消費しなければなりません。

使い切ることにストレスを感じる、「また白菜~」と家族からブーイングが出て豊かな食卓が遠のいてしまう、さらに結局食べきれずに腐らせてしまえば、1個150円で1個だけ買い、使い切ったほうがお得となりますね。一方、2つ買ったうち、1つは丸ごとお漬物にして保存のきくものを作り、もう一つは、鍋や、ロール白菜などで使い切れたとなると、有効にお金を使ったということになります。

 

食費のやりくりの効果を得るためには、買いすぎをなくし、「使い切る」ことを念頭に消費行動をしてみることが、スマート家庭経営には大事な要素です。

 

価格変動に負けない賢い消費者になる

高いから買わない、安いから買うのはみなさんそれぞれに評価軸があります。それに予算内で収まれば価格に関係なく「買う」という考え方も加えてみてはいかがでしょうか。

 

収入は家庭によって違います。食費に充てられるお金は限られています。その中で納まるのであれば、「価格に関係なく必要なものは買ってよい」という考え方を持つと、多少の価格変動は気にならなくなります。そのためには、日ごろから食費に使える「予算」を設定し頭に入れておく必要があります。

 

テレビやインターネットのメディアの情報は私たちに大きく影響します。しっかりとした消費に対する自分の考え方を持っていれば、それに影響することもなくなります。情報に翻弄されて、「気分」で買い物をし、後で後悔することも少なくなるでしょう。

 

消費マインドを確立するためのポイントキーワードは「使い切り」と「予算」。


少し考え方を切り替えるだけで、賢い消費者となれます。後は実行力です。

 

最後に・・・「予算」は少し緩めの設定がおすすめです。厳しいものにしてしまうとストレスになります。「予算」の立て方がわからない、いつも予算をオーバーしてしまい、良い解決方法が見つからないという方は、1度ファイナンシャルプランナーの力を借りサポートをうけてみるというのも一つの方法です。

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