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- スマート家庭経営への道

2014年 第6回 スマート家庭経営への道~高いものVS安いもの
中村 真佐子  ⇒プロフィール

前回は、値上がりに負けない食費の考え方について触れました。今回は食費以外の支出についてみていきます。同じものでも値段が高いものと安いものがあります。同じものなのに値段が違うのは、それなりの理由があるものです。モノを買ったとき有効にお金を使えたかは、買ったその時にわかるものではなく、時間がたってから分かるものです。後悔のない支出をするポイントは「満足度」です。

満足度が高いものは安いもの?高いもの?

満足度が高いものは、値段が高いのでしょうか。

買ったものに対する満足度は人により違います。その人の満足度のレベルが高ければ、購入する価値があるものの値段は高くなります。多くの人が高いと思っているものでも、ある人にとっては安いと思うときもあります。

 

その価値基準があいまいなモノ(それほどこだわりのないもの)に対しては、判断基準もあいまいなので、買い物に失敗してしまうことがあります。ただ、失敗してもそれが経験値となり、判断基準が確立していきます。

 

値段が高いもの、安いものはそれなりの理由があります。例えば、電化製品は、同じ製品、同じメーカーの中でも値段に差があるものが複数販売されています。使っている部材の値段の違いや性能の違いなどの違いなのでしょう。私個人の消費者感覚では、同じものでも安いものは、壊れやすいという経験値があるので、値段だけでは決めないようにしています。

 

使えるお金は限られているので、高いものばかりを買うわけにはいきませんが、満足度が高ければ、高いお金を払っても「損をした」と思う人は少ないのではないでしょうか。

 

高いものは自然と大切にする

ある高い買い物をした。ものの質もよく、満足度が高いとしましょう。すると自然とそのものを大切に扱うようになります。高い買い物だから、すぐ壊したり、使えなくなったら損だという心理も多少は働きます。そのような作用があって高いものは大切にするので、自然と長持ちします。

大切にものを扱うことは、買換えの周期が長くなることにつながり、結局はお得な買い物をしたということになります。

 

究極は、安くてよいものを長く大切に使う

お金を最大限有効に使うための究極なワザは、安くてよいものを長く大切に使うことです。よく「元を取る」という言葉を使いますが、そんなニュアンスで、さらにおつりがくるまでになったら最高です。我が家にある、100均で購入したステンレス製のワインオープナー。これは耐久性、デザインに優れていて10年以上使っていますが、購入時と変わらない状態を保っていて、これからもずっと使っていけるでしょう。道具ならば、実際使ってみると良いものというのはわかります。

 

値段に関係なく、良いものと思ったら、人は自然と大切に使うのではないかと思います。「よいもの」と思う事、それが「満足度の高さ」につながります。大切に長く使うことができれば、最初は値段が高くても元が取れ、その期間が長ければ「おつりもくる」ことになりますね。さらに値段が安ければ、おつりの来る時期が早くなるというわけです。

 

「満足度」のレベルをコントロールして身の丈に合ったお金の使い方

人生最大の買い物である、住宅で考えてみましょう。住宅購入こそ、失敗したくありませんね。高額な買い物には豊富な経験値が最も必要ですが多くの人は持っていません。

 

マンションで値段が1,000万円違うとすれば、どちらの方が満足度は高いでしょうか。その値段の違いは、専有面積の広さや立地、建物自体の質、共用施設の充実度などになるでしょう。住宅の場合、値段が高いものをみてしまうと、値段の低いものはどうしても見劣りしてしまいます。そうなると高い物件でもどうにか買えないものかという発想に変化し、厳しいローン返済を組むことにより購入・・・。購入当初は何とかなると思っていたことが、想定外のことが起こるとたちまち生活が苦しくなるというパターンに陥ります。

 

ここで大事なのは、「満足度をコントロールする」こと。

住宅のように借金までして購入する高額な買い物は、まず、「買える値段」から考えます。物件選びの際は、その値段を決して超えてはいけません。この中で満足度が高いものを選択していくのです。

「身の丈に合ったお金の使い方」です。

 

「買える値段」は「身の丈に合った値段」です。

 

家計の中の支出において、無駄をなくし有効なお金の使い方をするスマート家庭経営を目指すには、

満足度の高い良いものを、大切に長く使うことを基本とし、車や、住宅などの高額商品は、身の丈に合った値段の範囲内で満足度をコントロールしましょう。経験値が少なく、「身の丈」を間違わないようにしたいときは、多くの相談を受けている経験値豊富なFPを活用しましょう。

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