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スポットコラム - 【復刻版】 間違いだらけのFP相談選び(2)  怪しいFPの調べ方

FP相談をする実務家FP(ファイナンシャルプランナー)の見分け方&調べ方
佐藤 益弘  ⇒プロフィール

みなさんは、ファイナンシャル・プランナー(以下、FP)をご存じでしょうか? 職業上、ファイナンシャルプランナー(以下、FP)には3つの役割~立ち位置があるので、この選択を誤ると、自分自身が期待しているような成果は得られない。 だから、業務実績や内容などを確認し、「FPを一色単に見ないように!」とお伝えしました。

みなさん、こんにちは。 CFP®の佐藤益弘です。

 

前回は、職業上、ファイナンシャルプランナー(以下、FP)には3つの役割~立ち位置があるので、この選択を誤ると、自分自身が期待しているような成果は得られない。

だから、業務実績や内容などを確認し、「FPを一色単に見ないように!」とお伝えしました。

 

本来、FPとは、「個人資産を効率的かつ安定的に管理する役割を担う」ことが使命ですから、商品提供を前提にした情報提供やコンサルティングは行わないはずです。

 

ただ、FPが業務上用いるライフプランニング~個々のお客さまの将来設計に基づいて行うコンサルティング手法は、金融商品・・・特に将来の未実現利益を提供する保険や投資商品を販売する上で有効な販売手法なので、販売手段としてFPライセンスを活用している方が多いのも事実です。

 

 

実態調査からわかる現実 

 

FPの資格認定を行っている日本FP協会では、年の1度、定期的に「FP実態調査(アンケート)」を行っています。 母数が少ないことからも確実にビジネスをしている人が回答していると思われますが、逆に、資格として認知が広がっても、本業として活動されている方が少ないことも痛感できます。

 

このアンケートでわかるのは、生計が成り立っているFPの少なさです。

平成22年7月調査実施の調査の内容を見てみると・・・「FP業務の売上の有無」という質問に対して、「90%前後の方が売上無し」と回答し、また、「年間収入に占めるFP業務の割合」という質問に対して、「50%前後の方が10%未満」と回答していることからも、この仕事の難しさを垣間見ることができます。

 

ビジネスとして成立するためには、①「誰に」、②「どんなサービスを」、③「どのように」提供しているのか? が見えることが必要です。

 

 

 “公正中立”とは? 

 

以前から、FP相談において保険や投資商品、住宅ローンなどの販売サイドの意見に対する再確認~セカンドオピニオン(※)を求められることは多々ありました。

 

ただ、最近は、「(保険ショップや住宅展示場などで)“公正中立”な独立系FPに相談をしてもらったのだけれど、不安なので、相談に乗ってもらいたい」というご相談が増えていることがとても気になります。

 

※  セカンドオピニオンとは、よりよい決断をするために、当事者以外の専門的な知識を持った第三者に求めた「意見」、または「意見を求める行為」の事。

 

情報が増えている状況で、お客さま自身も、本当の意味で自分の見方になってくれる「用心棒」は誰なのか?確認している現状があると感じています。

 

 

ビジネスは、謝金をもらう方の要望にお応えして対応するモノですから、その内容が商品提供に基づくモノであるならば、間を取り持つFPは、商品提供サイドに対して一定の配慮をせざるを得なくなるはずです。

 

相談料を安価~場合によっては無料にし、相談件数をたくさん受けている“公正中立”FP・・・例えば、1件3,000円(月30件として)で対応しているFPの本業の収入は、月9万円~年108万円という事になります。

 

プロと宣言している以上、独立系FPも日本人の平均給与程度の収入はあるはずです。

民間給与実態統計調査結果(平成22年)によると、日本人の平均給与(サービス業)は412万円ですから、差額の304万円/年(約25万円/月)は他の収入から得ていることになります。

 

1件当たり相談料(回数) 

月の収入 

年間収入 

平均給与との差(月) 

3,000円(30回)

9万円

108万円

304万円(25万円)

 

もし、この差額:304万円を保険販売~つまり、保険会社から支払われる手数料(保険料の10%・7年間※)で賄なっている場合、1件当たりの保険料が月5,000円ならば、以下のようになります。また、均一な時間軸で契約いただいているとすると、月6 件ペースで新規契約を増やしていかないと、収入を維持できない計算になります。

 

1件当たり手数料 

保有件数 

ノルマ件数 

保険料5,000円なら500円

※  保険料の10%・7年間

500 件

(25万円÷500円)

6件

500件÷(7年×12ヶ月)

※手数料率は、初年度40%、以降の6年間は5%とした場合の加重平均

 

 

また、話したり書いたりという情報提供系のお仕事で賄なっている場合、例えば、1件当たり5万円で講演活動を行っているのなら月5件ペース、1件当たり3万円で執筆活動をしているであれば月8件ペースで、情報提供していかないと収入を維持できないことになります。

 

1件当たり

ノルマ件数(25万円/月)

講演料:50,000円

5件

執筆料:30,000円

8件

 

 

前回、FPの提供するサービスは、その守備範囲の広さから、“わかりづらい”とお伝えしました。 この点が、FPという職業を“怪しく”させている一因なのですが、個々のFPが違う業務をしている以上、お客さま自身で、そのFPを見極める必要が出てきます。

 

まずは、売上構成など「どんな活動で収入を得ているのか?」わかれば、「何が本業か?」がわかりますし、実際の所、誰のためにお仕事をしているのか? も確認できます。

 

 

実務家FPの見分け方・・・何を言っているかではなく、何をしているのか?  

 

以上の基準に基づき、実務家FP=お客さまサイドに立ち、サポートするFPかどうか?を見分ける3つのポイントをお伝えします。

 

そのFP自身が「ライフプラン」を持って、実践しているか? 確認しましょう!

→そもそも、FPは「ライフプラン」に基づき、お客さまサポートを行います。

 

ですから、FP自身がそれを実践していないことは詐欺同然!だと感じます。

プロが“机上の空論”を振りかざしても、信用はできないでしょう。

 

「公正中立」「自分自身が提供している商品を購入してくれれば、相談料は無料です」というキーワード ~本当は「どんなお仕事」をしているのか?!確認しましょう。

→「どうしてそう言えるのでしょうか?」 そもそも、前回お伝えしたとおり、FPが真ん中に位置しても、天秤はフラットになりませんし・・・。

 

「公表できる実績」をどれだけ持っているか? ~業務別(情報提供系か?相談実行支援系か?)、スキル別(担当分野別)に 確認しましょう!

→そもそも、信用は、見えるモノです。 公表できないお仕事が多いのは、それだけ怪しく感じますし(笑)、不確定要素~リスクを高めることになります。

 

繰り返しになりますが・・・「何を期待するか?」により、選択すべきFPは違ってきます。 動き出したら、修正はできても、変更はしづらいので、最初の第一歩を間違えないようにしてください。


Webなどで お名前や会社名などを検索し、事故情報などがないか? 必ず、確認しましょう!
怪しい実績があるかもしれません(笑)・・・。 

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2017.08.05
日経BP社 日経おとなのOFF 2017年9月号 実家のお悩みまるごと解決!BOOK にて、メンバーの坂本綾子氏が執筆した 佐藤益弘氏 の取材記事が掲載されました。
詳しくはコチラ
2017.06.20
2017年6月20日分のマイアドバイザーコラムを2本UPしました。
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2017.04.24
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