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2011年 第5回 フランスの水は硬度が高い?
横川 由理  ⇒プロフィール

お店にたくさん並んでいるミネラルウォーター。つい最近、赤ちゃんの粉ミルクには、硬度の高いミネラルウォーターを使わないようにという報道がありましたが、硬度とはなんでしょう。

フランスでは水道水が飲めないから、ミネラルウォーターが発達した」という話をよく聞きますが、これは真っ赤なウソ。
ミネラルウォーターを飲む割合は日本に比べ高いものの、フランス人はもちろん、フランスに住んでいる日本人であっても水道水を飲んでいます。

「私は飲まないよ」という人もいるかもしれません。でも、お料理に使っているから飲んでいるのと同じことなのです。

フランスに滞在中のお仕事はJTBルックデスクにて、手配業務やお客様のご案内を担当。お客様には水道水は飲まず、ミネラルウォーターを飲むことをお勧めしていました。

というのも、人によっては水が変わると、調子が悪くなるというケースがあり得るからです。旅行という短い滞在です。高いお金を払ってきているわけですから、時間を有効に使わなければならず、お腹をこわしたりしたらもったいないことです。

そこで、ミネラルウォーターの出番です。ミネラルウォーターをいってもたくさんの種類があります。日本では、エビアンやボルヴィックがポピュラー。コントレックス(写真)やヴィテルなども見ることがあります。

水の硬度は、水の中に含まれるミネラル類のうちカルシウムとマグネシウムの合計した含有量を表しています。簡単にいうと、カルシウムとマグネシウムの含有量が比較的多い水を硬水、少ないものを軟水と分けています。

ダイエット用のミネラルウォーターとして、女性に人気があるコントレックスは“超硬水”というほど硬度が高いものです。初めての方はお腹をこわしてしまうこともあるかもしれません。

一方、エビアンやヴィテルも硬水です。フランスで赤ちゃんの粉ミルクを作るのなら、ボルヴィックを選びましょう。
日本のミネラルウォーターの多くは軟水ですから、とくに心配はいりませんが、中には硬度が高いものも含まれますから注意をいたしましょう。

硬度の高いミネラルウォーターは、肉食が中心となってきた私たちには必要な飲物です。東京医科歯科大学の名誉教授である藤田浩一郎先生は、肉料理を食べるときに「弱アルカリ性の中硬水」を一緒に飲むと、脳こうそくや心筋こうそくの予防になるとおっしゃっています。

肉を煮込むときちょっともったいない気がしますが、硬度の高いミネラルウォーターで煮込むと健康にもよいし、フランス的な味になります。

 

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