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趣味・余暇コラム - フランス気分

2011年 第9回 お墓deデート
横川 由理  ⇒プロフィール

お彼岸も終わって、ケーキ屋さんやお花屋さんはハロウィン一色となりました。ハロウィンはキリスト教のお盆の“前夜祭”。翌日には、お墓参りに出かけます。

10月31日はハロウィン。秋の収穫を祝い、亡くなった家族や友人を偲ぶ日です。

翌日の11月1日は万聖節にあたり、全ての聖人が舞い降りて来る日として祝日となっています。

もちろん、会社はお休み。みんなでお墓参りに出かけるのです。

 

この季節はパンジーをはじめ、バラなど様々な花でいっぱいのお墓はとても素敵です。

菊の花でなくてもいいんですよ。

たとえば、ショパンのお墓にはとても素敵な彫刻があり、彼の曲を愛する人がたくさん花を置いていきます。

 

フランスでは火葬にされることもありますが、人々はやはり土葬を望んでいます。

というのも、多くのフランス人はカトリック信者だからです。

キリストが十字架にかけられ、埋葬されてから復活したように、自分も復活し、永遠の生を受けるためには、遺体を火葬にしてはならないというわけです。

 

土葬のお墓なんて、ハロウィンのように魔女や黒猫がいて、おどろおどろしい?

 

いいえ、そんなことはありません。

黒猫は幸運の象徴なのです!

フランスでは、黒猫は“魔法の猫”だから、餌を与えて敬意を持って接する飼い主に幸運をもたらすといわれています。

 

一方、イギリスでも黒猫が道を横切ったり、家に入ってきたらとても縁起がよい。

結婚祝いに黒猫を贈ると、新婦が幸せになる。

黒猫が住みついたら、幸運がやってくる、など。

わが家にも黒猫がいます!

 

お話をお墓に戻しましょう。

フランスでは、気軽に墓地を散歩したり、観光ツアーもあるのです。
日本では、墓地の散歩や有名人のお墓めぐりツアーもありませんから、ちょっと違和感があるかもしれません。

 

とはいえ、フランスの墓地は公園のように素敵なのです。

散歩はもちろん、待ち合わせをしたり、ベンチで本を読んでいる人までたくさんいます。

 

私もお墓の入り口で地図をもらい、有名人のお墓めぐりをしました。ガイドだってついちゃいます。

パリの北の方にあるペール・ラシェーズ墓地は、44ヘクタールもあり、まるで野外美術館のようです。

ちょうど、“彫刻の森”のイメージ。

 

エディット・ピアフやイブ・モンタンなどのシャンソン歌手。

クラシックならショパンとビゼー。

幸福の王子を書いたオスカー・ワイルド。

ロックファンなら、ドアーズのジム・モリソンも忘れられません。

画家なら、モディリアーニやマリー・ローランサンにドラクロワなど有名人がたくさん眠っています。

 

フランスでデートに誘われた場所がお墓でも、ご立腹されないように!

普通のデートスポットなのです。

 

日本にいながらパソコンでも楽しむことができます。

右の矢印 ENTERは英語バージョン。

左の矢印 ENTRERはフランス語バージョンです。

http://www.pere-lachaise.com/

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