【 2009年 第 5 回 】お花や野菜をそだてよう 和洋のハーブ編~週末スローライフのススメ
中村 真佐子(ナカムラ マサコ)⇒プロフィール
週末スローライフのススメの第5回目です。今回は「お花や野菜を育てよう 和洋のハーブ編」です。
前回は四季折々のお花のお話でした。今回は和洋のハーブのご紹介です。
人気の高まる市民農園
お庭やベランダで野菜を育てることは数年前から人気が出てきました。
リタイアした方達の中には、家庭菜園を借りて本格的な野菜作りをはじめる方もいらっしゃいます。自治体で貸し出す市民農園は都心でも増えてきており、世田谷区の例ですと区内に23か所計、1,313区画あります。利用期間は1年11カ月、利用料は9,200円(1年11ヶ月分)となっております。
期間が終了すると再度募集があり、利用希望者が多い場合は抽選になります。
自治体によっては毎回抽選になるほど、人気が高まっています。
その背景には、食品偽装問題に代表される食品の安全性への不安があります。そして景気の悪化も重なり家庭菜園・ベランダ菜園がブームになってきているのです。
ここでは日々忙しい方への、週末スローライフのススメですから、日々手入れをしなければならないものでは長く続かないので、週末の手入れだけで簡単に楽しめる和洋のハーブをご紹介していきます。
和の薬味たち
和の薬味は丈夫で特別な手入れもいらず、簡単に育てられます。
青シソ・赤シソ・ミツバ・ミョウガ・生姜・唐辛子・山椒などなど。
春から夏にかけて元気に育ちます。
週末に収穫して食卓の彩りにいかがでしょう。
シソ・ミツバは収穫してもどんどん増えていきます。
シソはカロチン・ビタミンAが含まれており肌荒れやシミの予防効果があります。
生姜は漢方でもよく知られていますが、体を温め風邪のひき始めには効果があります。
また新陳代謝が良くなり老化防止の効果もあります。
我が家のミツバは何年ものでしょうか・・・・。冬はさすがに元気がありませんが、雪が降っても、霜が降りても、耐え忍び春には元気になりどんどん増えていきます。
おすましや味噌汁・ちらし寿司や煮物などのちょっとしたアクセントに活躍しています。
今年は生姜に挑戦してみようと思っています。
昨年はトウガラシをやりましたが、たくさん収穫できました。
乾燥して保存できますから年間を通じてお料理に使えます。自家製トウガラシは結構辛味が強烈のように感じます。
辛い物好きな方にはおススメです。
西洋ハーブを育てて健康維持
先ほど登場した和の薬味たちはいわゆる和のハーブですが、西洋ハーブは根強い人気があります。ハーブの種類はたくさんありますが、それぞれ特徴があります。
お料理やお茶に適しているもの、香りを生かしてポプリや入浴剤として楽しめるものなどなど・・・。
西洋ハーブは和の薬味たちと同様、特別な手入れがいらず育てやすい植物です。多くのハーブは多年草で毎年楽しむことができます。冬に強いハーブもたくさんあります。
我が家では育てやすい、ローズマリー・ラベンダー・レモンバーム・ミントを育てています。なかでもレモンバームはとてもさわやかなレモン香りがして、お風呂に摘み取ったものを入れて入浴剤にするとリフレッシュ効果があります。またお茶もいい香りを楽しめます。苦味を抑えるため蜂蜜とともに飲むとおいしく味わえます。
効果としては強壮効果があり脳・心臓・消化器・女性の生理機能などを整え丈夫にするそうです。そしてこのレモンの香りが気分を落ち着かせるため、昔はうつ病の治療にも使われていたそうです。
ハーブはたくさんの種類があり効能もさまざまです。自分にあったものを選んでみましょう。
普段忙しくしている中、土いじりすることにより癒され、収穫の楽しみや健康維持も期待できる週末ガーデニング。
普段の生活にうるおいを与え、気力を養うことができるでしょう。
一度にたくさん始めると手入れが大変になりますから、好みのものを1,2点から始めてみてはいかがでしょう。
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