【2013年 第8回 暑い季節、でも負けずにキッチン菜園を楽しもう!】田舎暮らしを始めてみたら
西谷 由美子⇒プロフィール
大地の恵みに勝るものはありませんが、そこは衆人環視のうえ失敗も「見える化」されており、この季節は管理も大変です。今回はこの夏の高温を活かして、簡単にできるキッチン菜園をご紹介。
簡単にできるキッチン菜園
やっと梅雨も明け、連日36℃前後の日差しが照りつける、人通りもまばらなわが故郷です。ただでさえ人が少ないのに、日中用もなくウロウロしていたら、そりゃたちまち熱射病の餌食ですものね。
そんな人間様の事情を知ってか知らずか、水分と日光のおかげでしょう、誰も期待していない名もなき雑草は旺盛な繁殖力を誇示しております。あんたらが元気なのは解かってるから、休んでて欲しいんですけどね・・・
か弱き人間が対抗しようとしても、今年は「マダニ」が怖くて雑草の海に分け入るのが正直怖いです。長袖長靴で肌を露出しないようにって、それじゃ長時間の作業はツラいんですよね。
でも、夏の高温って、けっこうお野菜の種が芽を出すのに好都合の季節のようです。ただし、ベビーリーフなどのレタス類は、涼しい気候を好みますので秋まで待たなければいけませんが・・・
下の写真をご覧ください。
左側がカイワレダイコン、右側がマスタード。あと容器にも注目、です。クッキーの内箱やしっかり持ち帰ったスタバのカップ。以前はマンゴー・フラペチーノのって、あ、それは関係ありませんが。
たとえ一戸建てで庭がなくとも、家庭菜園は可能。私は今回もやし仕様で食べようと思ったのでかなり密に種まきをしておりますが、新聞紙上で紹介された剛の者、と言えるお方はペットボトルや牛乳パックを適当な高さに切って、土を入れて栽培していらっしゃいました。
その方の凄い所は、ハイポネックス肥料を使用して高さ40cmまでミニトマトを育てておられる事。日中は外に運んで日光に当てるそうですが、夜はなんとお台所でお眠りになるトマト様、だそうです。なんと素晴らしい・・・リサイクルでエコにも協力、ですね。個人的にはマグカップやラベルの素敵な外国缶詰の空缶等でオシャレに育ててみたいけど。
ちなみに、もやしで食べる場合は、畑やプランターで育てる通常の種は避けた方が無難です。何故なら、大地で育ちやすいように消毒等の薬品処理がなされているので、万が一食べて身体に支障が出るのを避けるため。スプラウト専用などと銘打って販売されており、5~6割ほどお値段お高め。私はそれを通販で購入してもやしと畑に二刀流で使用しており、どちらもそこそこ育っております。
この暑い時期OK(西谷実験済み)なのは、「カイワレ」、「ブロッコリ」、「ルッコラ」、「マスタード」、「ヒマワリ」、「クレソン」、あと「スイス・チャード」という茎の赤いフダンソウ。これはもやしと畑の二刀流が可能です。「ラディッシュ」、「時無しカブ」、こちらはやはり、土で育てたいですよね。勿論間引いた葉っぱはもやし風というかベビーリーフとして食べることが可能です。
もやしの場合は容器の底にキッチンペーパー(ティッシュでも可)をたたんで敷いて、たっぷり水を含ませて種子を並べます。本格的な大豆モヤシとは違い、一日一回水を与えるだけです。本格的な奴はペーパー敷かないし、日に三度の水洗いをしろ、と言われてますからね(Eテレ「野菜の時間」で仕入れた知識)。一週間ほどシンク下の薄暗い所で毎日水を与えていると、食べられるほどには育つので、キッチンばさみでチョッキン、収穫、即食卓行き、です。
土に播く場合、ティッシュに包んで1~2日水に漬けておくと発芽が確実でスピーディです。2~3cm間隔で5mmほどの穴に植え込んでみてください。毎日水を与えていると早いものは翌日に芽が出ます、夏だね~。一株を大きく育てる場合は、根元に土寄せをして根が十分に張るようにサポートしてあげてくださいね。
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