【 2009年 第 7 回 】教育費増に備えるには? 生命保険の管理方法は? 相談コラム
宮崎 洋子(ミヤザキ ヨウコ)⇒プロフィール
- 相談者
熊本市在住 おじゃる丸さん - 家族構成
夫43歳・公務員 妻(おじゃる丸さん)42歳・主婦 長女16歳 二女13歳 - 相談内容
普段は収入の範囲内でやりくりしていますが、この月は、子供の補助教材代や英検の受験料、私の習い事の二ヵ月分の月謝支払いなどで赤字になってしまいました。
来年度は、子供の大学受験、高校受験があるので、今まで以上に教育、教養費にお金がかかると予想され、心配です。
今のところ、私が働きに出る予定はありません。教育費増に備え、どうやりくりしていけばよいか、アドバイスをお願いします。 - 収支表
- 回答
わが子の成長は、うれしい事なのですが、それに伴う教育費の負担増は、うれしいような悲しいような、ですね。今月は、教育費や教養費の二ヶ月分の支払いなどで、支出が多かったという事ですが、それでも年間に直すと、収支は黒字。月の赤字を賞与から補ったら、残りはきちんと貯めておきましょう。ただ、賞与の社会保険料負担も多く、手取り額が減っている事を考えると、今後はできるだけ賞与には頼らない家計を心掛けてください住宅費に関しては、購入されてから10年が経過し、ローンも完済されているので、当面負担は無いでしょう。この数年間は、お子さんの教育費が一番かかる時期。保険料が給料天引きとなっていますが、おじゃる丸さんは保険内容を把握されていますか?お子さんの学資保険などに入っていれば、祝い金や満期保険金が受験費用に利用できますので、ぜひご確認をお勧めします。また、生命保険も民間のものに入っておられるようでしたら、掛け金が安いなどメリットの大きい公務員向け共済保険などを検討される事をお勧めします。
保険内容などをきちんと把握していないと、更新で払い込み保険料が高くなることに気付くのが遅れて慌てる事にもなりかねません。
もしもの時に備えて、給付金の手続き方法なども忘れずに確認しておいてください。おじゃる丸さんも習い事をされているようですね。今から数年間の教育期間を過ぎ、いずれはお子さん達も独立。そうなると、いずれはご夫婦お二人の生活が訪れます。今からその準備のために有意義にお過ごしになる事をお祈りします。
このコラムは、熊本日日新聞(2004年4月~2005年3月)に掲載された「家計CHECK」を加筆修正したモノです。
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