セカンドライフのための資産運用④ 外貨投資【2009年 第 9 回】

【 2009年 第 9 回】 セカンドライフのための資産運用④ 外貨投資 スポットコラム

 羽田野 博子(ハダノ ヒロコ)⇒プロフィール

外貨で運用する商品

外貨で運用するものには、外貨預金、外貨MMF、外貨建債券、外国株式、外国投資信託などがあります。
円に比べると多少金利が高く、円安となった場合は為替差益を得ることも可能となるので人気があるようです。

外貨預金

外貨預金は、ほとんどの銀行が取り扱っていて、普通預金と定期預金があります。
普通預金はいつでも円に換金できますが、定期預金の場合は円に換金できるのは満期時のみですから注意しましょう。

外貨での元本は保証されていますが、円に戻すときに円高となった場合は元本われすることもありますので、使途の決まったお金の運用には不向きです。

また、円を外貨に換えるとき、外貨を円に戻す時には為替手数料がかかります。
金融機関によって手数料は異なっていますので、なるべくこの手数料の安い所を選びましょう。

外貨MMF

外貨MMFとは格付けの高い外国の短期国債などで運用する投資信託で一般的な外貨預金よりは為替手数料が安くいつでも円に換金できます
また、外貨預金の場合は円安となって20万円以上の利益が出た場合は確定申告して納税が必要ですが、外貨MMFであれば現在その必要もありません。

ディメリットとしてはあくまで投資信託ですので、元本保証ではありませんし、利回りが確定しているものでもないことは知っておきましょう。

外貨建債券

その他、外貨で発行される債券は円に比べると金利が高く魅力的ですが、為替リスクの他にも発行体の信用リスク(注1)やその国のカントリーリスク(注2)があります。格付けの高いAAAなどを選びましょう。

またあまりメージャーでない通貨の場合は流通量が少なく為替変動の幅が大きくなりがちですのでドルやユーロ建てなどの一般的な通貨が無難と言えます。

また海外の株式や債券で運用する投資信託であれば運用先は外貨ですので、円建てであっても外貨を保有するのと同じ意味合いがあります。
外貨預金や外貨MMFより高い利回りも期待できますのでこのような商品も考えてみるといいでしょう。

外国為替証拠金取引(FX)

最近人気がある外国為替証拠金取引(FX)ですが、外貨預金に比べると為替手数料も安く、手元資金の数倍の取引が可能となるなどのメリットがある反面、大きな損失を出す可能性もあるリスクの高いものです。

はじめるにあたっては低い倍率でかつ十分な知識をもってのぞみましょう。
またFX取引をかたる悪質な業者もありますので、業者選びには気をつけましょう。特に電話での勧誘にはのらないほうが賢明です。

資産の一部を円だけなくドルやユーロなどの外貨で持つことは円安となった場合の資産の目減りを抑えると言う効果があります。
為替手数料や様々なリスクを理解した上で長期運用できる資金で行ないたいものです。


 

 

 

 


注1)信用リスク:発行体の債務不履行のリスク
注2)カントリーリスク:国の混乱による債務不履行のリスク

このコラムは共同通信社の加盟新聞社の特集として2007年に連載されたものを加筆修正したものです。

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