子育てママの街情報 小金井市【2010年 第 6 回】

【 2010年 第 6 回 】子育てママの街情報 小金井市

中村 真佐子(ナカムラ マサコ)⇒プロフィール

小金井市は、東京都のほぼ中心部に位置しています。市のほぼ中央に武蔵小金井駅があります。
小金井公園をはじめとする大規模公園がたくさんあり、玉川上水や野川の清流など緑豊かで自然に恵まれた街です。
今回はそんな小金井市の紹介です。

小金井市の概要

人口は約11万人。面積は11.33平方kmで東京市部の中では小さい市です。
市の東側は武蔵野市、三鷹市、西側は国分寺市、南側は調布市、府中市、北側は小平市、西東京市に隣接しています。

鉄道は中央にJR中央線 西武多摩川線が南北に走っています。
JR中央線は快速停車駅です。新宿までの所要時間は約25分となっています。
武蔵小金井駅はこの駅からの始発電車があります。朝の6時台、8時台に何本かあり、通勤も時間によっては楽々できます。

幹線道路は、中央自動車道が近くにあり、南北に延びる小金井街道、南側に東八道路、北側に五日市街道と都心へ結ぶ大きな幹線道路に囲まれていて、都心へのクルマのアクセスもよい環境にあります。

街情報

1.自然が豊か
小金井市は大規模公園が多く、とくに都立小金井公園は79ヘクタールという広さで、都立公園では最大規模を誇ります。日本の桜の名所100選に選ばれるほど桜の名所として有名です。その数は17,000本。小金井公園に中には、東京たてもの園があります。ここは、文化的に価値のある歴史的建築物を移築・復元・保存・展示をしている野外博物館です。映画「千と千尋の神隠し」では園内の銭湯や下町の商家建築のデザインを参考にされたそうです。

また、さくらの名所といえば玉川上水沿いの桜も見事で、総延長6キロにわたり桜並木が続きます。
武蔵小金井駅が駅として開業する前は、観桜の為の仮乗降場だったことからも、昔から桜の名所だったことがうかがえます。

2.文教地区
武蔵小金井駅周辺には多数の学校があり、都内有数の文教地区となっています。
国立の小学校から有名私立大学の付属中高、国公立大学や私立大学まで東小金井駅から国立駅までの間に多数ひしめき合っています。

行政サービス

子育て関連の行政サービスを見ていきましょう

  1. 小金井市の子育て政策

小金井市の育て政策は他の東京多摩地区の自治体と同じような政策がなされていて、特にこれといった目玉政策があるわけではありません。

公立保育園は5つ、私立保育園は7か所、認証保育所が3か所、保育室が4か所あります。待機児童は平成20年で87人に対し平成20年には117人と未就学児人口が減っているのにもかかわらず、待機児童が増えている状況です。(東京都の資料より)市の方はこれといった政策をうちだしていなく、力を入れていただきたい部分です。

子育てに関する情報は市が発行しているみんなで子育てハンドブック「のびのびこがねいっ子」がべんりで、子育てに関するあらゆる情報が詰まっています。

  1. 公共施設の充実

小金井市は子育て世代が利用できる公共施設が充実しています。
現在武蔵小金井駅南口再開発の一環として,小金井市民交流センターの建築が勧められています。平成23年オープン予定でコンサートや観劇のできる大ホールが目玉で、新たな市民の交流拠点として期待されています。

子どもが思いっきり遊べる大きな公園があるのは、前述の通りです。どの公園も公立なので、安価に遊ぶことができます。また総合体育館をはじめとする公共のスポーツ施設もたくさんあります。栗山公園健康センタープールは小中学生なら、土曜の午前中に無料で利用できます。

開かずの踏切で有名だった、武蔵小金井駅横の小金井街道。高架工事はほぼ終了しています。それに伴い駅南口は再開発事業が行われ、昔ながらの商店街を残しつつも新しい街作りが進んでいます。

学校が多く、また自然に恵まれたこの小金井市は子育て政策は目新しいものはないものの、小さい市ならではの子育てを楽しめそうな街です。

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