【 2010年 第 4 回 】Let’s Enjoy “旅”『 賢く楽しく“旅”しましょう。』 楽々旅々
合田 菜実子(ゴウダ ナミコ)⇒プロフィール
マイレージプログラム
国内線・国際線の航空機を利用した時にポイントが貯まるのが、航空会社のマイレージプログラムです。
世界的にみると、現在、“全日空” “ユナイテッド航空” “タイ航空” などが加盟する “スターアライアンスグループ”、 “デルタ航空” “大韓航空”“エールフランス航空” などでなる “スカイチーム” と、 “日本航空” “アメリカン航空“ ”カンタス航空”などが中心となる “ワンワールド” の3つのアライアンスグループに分かれています。
このアライアンスに加盟する1社のマイレージプログラムに加入することにより、グループ内の航空会社のマイルを合算して貯めることができます。
日本人であれば、 “全日空” または “日本航空” のマイレージプログラムを利用されている方が多いのではないでしょうか?
マイルは、航空機を利用した場合だけでなく、“ネットショッピング”や“電子マネーを利用” したりすることにより貯めることもできます。 全く飛行機に乗らなくても“特典航空券”ゲットして、海外旅行に行くことだって可能なのです。
では、どうやってマイルを貯めればいいのか?マイルをどうやって活用するか??
“ANAマイレージクラブ” のケースを例に、見てみましょう。
マイルを貯める方法
①飛行機を利用する・・・距離(マイル)に応じてマイレージが加算されます。普通運賃・割引運賃などで加算割合が異なります。
②ネットショッピングを利用する・・・提携店は多数ありますが、ANAマイレージモールを通して、楽天市場や無印良品・ユニクロ・ベルメゾン・高島屋などのネットショッピングを利用した場合、200円~300円につき1マイル自動的にマイルが加算されます。
③電子マネーを利用する・・・エディを利用すると、200円の利用につき1マイル加算されます。また、セブンイレブンで10,000円チャージすると100マイル加算されます。(4月30日まで)10,000円チャージしてそれを利用するとトータル150マイル貯められることになりますね。
④提携店や提携会社と契約する・・・提携しているリムジンバスやタクシーなど交通機関の利用、その他、提携している飲食店やホテルへの宿泊、また、銀行やクレジットカード会社・携帯電話・生命保険などで新規契約したり、資格予備校・ゴルフ場などを利用したりした場合にもマイルが加算されることがあります。
飛行機に乗らないで“マイル”を貯める人を“陸マイラー”と呼ぶそうですが、一昔前に比べてマイルを貯めるチャンスは拡大しており、“陸マイラー”が増加しているようです。
どうやってマイルを使う?
①やっぱり特典航空券・・・国内線であれば往復10,000マイルから。国際線であれば12,000マイル(提携航空会社は14,000マイル)から無料航空券と交換することができます。ショッピングなど他で利用するよりも、はるかに割安で航空機を利用できるのが、マイレージプログラムの醍醐味ですね!シーズンや距離により異なりますが、ピーク時でもマイレージ用の枠が空いていれば予約可能。基本的には往復利用となります。
※例えば・・・東京~沖縄 の必要マイル 往復利用レギュラーシーズンで 18,000マイル(18,000円相当)
普通運賃ならば往復 73,800円 となり、5万円以上も割安になります。
②航空券をアップグレードする。・・・ エコノミークラスの予約に、マイルを加算することのより、ビジネスクラス・ファーストクラスなどにアップグレードすることができます。
③マイルで買い物をする。・・・旅行券やANAショッピングモールなどで買い物ができます。
(10,000マイル=10,000円相当)
④提携店のポイントと交換する。・・・電子マネーエディやSuica(スイカ)、Tポイントやヤマダ電機のポイントに交換することが出来ます。(10,000マイル=10,000円相当)
※ただし2009年より交換条件が厳しくなっており、提携パートナーのポイント交換の場合、30,000マイル以上の交換分は、10,000マイル=5,000円となります。
また、2010年4月より、家族のマイルを合算できるようになりました。(ファミリーマイル)。マイルには有効期限があります。マイルを無駄にしないためにも、マイルも合算することにより効率よく利用することが出来るようになりました。
我が家では、ANAマイラーとして、ショッピングマイルを貯めるために“クレジットカード”は1本化し、仕事や帰省に利用する航空会社もANAに限定し、徹底的にマイルを貯めています。
春休み、特典航空券を利用して福岡より関西(伊丹空港利用)に帰省しました。
3月後半に先に娘を“ジュニアパイロット”で飛行機に乗せ(マイレージ利用 往復 12,000マイル=12,000円相当)祖父母宅へ送りました。
”ジュニアパイロット“とは、小学生が1人で飛行機を利用する場合、お見送り~現地でのお迎えまでの間、責任をもって子供を預かって下さるアシスタント付きサービスですが、特典航空券の場合でも利用することが出来ます。
私自身も仕事が終了後、4月1日に特典航空券で(ローシーズンなので往復10,000マイル=10,000円相当)航空機を利用しました。
余談ですが、なんと、4月1日より機内での“飲み物サービスが有料”になっていました。飛行機の中で、ANAのコンソメスープを頂くのが唯一の楽しみだった私にとっては“ショッキング”な出来事でした。無料で飛行機を利用しているのに、すっかり“ 損した気分 ” になった私でした。
ということで、みなさんも、マイラー?陸マイラー??になって、お得に旅行してみませんか?
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