【2012年 第5回 】 GWの行楽先 in 山陰 ~地域:四国中国
キムラ ミキ
大型連休も終わり…人によっては、4月末から最大で9連休となった今年のゴールデンウイーク。
皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。
ゴールデンウイークの予算と行先
青山ハッピー研究所の調査によると、今年のゴールデンウイークは、大型連休となる割には、「例年とあまり変わらない予算」で予定を考えていた方が半数以上、そして「例年よりも出費を抑える予定」であると答えた方も3割近くに上っているとの結果がでていました。
また、同調査において、連休中の「レジャー」と「休養」のバランスについての問いには、「連休中はすべてのんびりと休養をとる」と答えた方が半数以上。レジャー重視である人を除くと、連休において休養することを重視する人は約9割近く。
日ごろの疲れを癒し、遠出をせずにのんびりと静養に努めたいと考えている人が大変多いようであると、調査はまとめています。
山陰圏内の近場レジャー
あまり、予算をかけずに休養を重視する人が多いとなると、出かけるとしても近場の観光スポット、レジャースポットに足を伸ばした方も多かったと思われます。山陰圏内のどんなところに、多く人が訪れているのでしょうか。
鳥取県
少し古いデータですが、平成22年の統計調査によると、鳥取県内で観光客が多く訪れたのは境港市や鳥取砂丘。
境港市には、ゲゲゲの鬼太郎のキャラクターのブロンズ像などが立ち並ぶ、水木しげるロードがあります。今年の4月28日からのゴールデンウイークの人出の累計は、なんと33万6,986人だったとか。
以前から子どもに人気のスポットでしたので、訪れる家族連れも多かったのですが、おととしのNHKの朝の連続小説ドラマ「ゲゲゲの女房」の影響もあって、さらに人気に拍車がかかりました。ドラマの放映終了から、しばらく経ちますが、県外からの観光客も多く、未だ人気は健在といったところでしょうか。
また、今年のゴールデンウイークに鳥取砂丘に訪れた人は21万2,649人、砂丘そのものの観光に訪れる方も少なくありませんが、今年は、常設型「砂の美術館」がオープンしたことで、砂像(砂で作った像)を観に来られる方も大幅に増加したものと思われます。
島根県
一方、島根県においては、県全体で25万6,246人の観光客にとどまっている様子。その中でも多く観光客が訪れているのは足立美術館と島根ワイナリー。
足立美術館は、島根県安来市にある美術館。多くの横山大観の作品と日本庭園で有名です。日本庭園は、米国の日本庭園専門誌「Sukiya Living(数奇屋リビング)/ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」が、全国850ヶ所以上の名所旧跡を対象に実施した「2011年日本庭園ランキング(潮騒ランキング)」において、「9年連続庭園日本一」に選ばれるほどの美しさです。
また、島根ワイナリーは出雲大社からほど近い場所にあり、ワイン工場の見学やワインの試飲ができるだけでなく、バーベキューハウスで食事を楽しむこともできます。
近場といえども、楽しめるスポットはたくさんあるものですね。また、これからの季節、海や山の
自然にもすぐアクセスできるのも山陰ならでは。ノープランで訪れてもインドア、アウトドア、楽しめるレジャースポットがたくさんあります。
ゴールデンウイークは仕事で休むことができなかったけど、という方にはぜひぜひ山陰でゆっくりとして頂けたら…なんて思う次第でございます。
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