【2005年 第1回】Re-HOME 〜リフォームの種類と費用〜 老後
山中 伸枝 (ヤマナカ ノブエ)⇒ プロフィール
北関東地区における持ち家率は高く、茨城県が70.1%、栃木県が69.2%、群馬県が70.5%で、全国平均は61.2%です。
ちなみに東京都の持ち家率は44.8%で全国最下位です。ナンバーワンは富山県で79.6%、およそ8割の方がマイホームということになります。(総務省「住宅・土地統計調査」2003年)
長年住み続けることによる老朽化
長年住み続けると、建物や設備は老朽化してきます。
またそうではなくとも、ライフスタイルの変化に伴い暮らしやすさは異なってきます。
バブル期と違い、買い換えが難しくなっているという背景もあり、リフォームのニーズは高まっているようです。
リフォームローン利用者の平均年齢
リフォームローンの利用者の平均年齢は年々上昇傾向にあり、平成15年度は50.2歳です。
子ども達も大きくなり、そろそろ老後を見越して収入がある時期にリフォームにとりかかろうという方が多いのでしょう。(平成15年度 公庫融資利用者調査リフォーム融資)
リフォームにかかる費用
リフォームにかかる費用ですが、平成15年の平均工事費は849万円となっています。(平成15年度 公庫融資利用者調査リフォーム融資)
ただし、工事箇所によってその費用はまちまちですし、モルタルの外壁のように10年~15年でご近所が塗りなおし始め、そろそろ家も・・・という感じのサイクルのものもあります。
忘れていけない安全対策
忘れていけないのが、老後に備えての安全対策です。
2000年度の厚生労働省の人口動態調査によると、家の中の事故で亡くなった人(お風呂での水死、転倒・転落など)は4943人で交通事故死のほぼ半数に匹敵するそうです。
そして家庭内事故死の8割以上が65歳以上とのことです。
安全のためのバリアフリー工事なら、自治体の補助制度がありますから、取り掛かる前に確認した方がいいですね。
いずれにしろ、リフォームは計画的に、色々と調べてから取りかかる方が懸命です。
理想の家
英語では、HOUSEと言えば建物のこと、HOMEと言えば何かもっと精神的なものを象徴します。
暖かくて、楽しくて、くつろぐ「我が家」です。
Re-HOMEで、より快適に、より素敵な暮らしができるといいですね。
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