[忘年会]忘年会の予算~忘年会の予算にもマネープラン~【2005年 第2回】

【2005年  第2回 】[忘年会]忘年会の予算~忘年会の予算にもマネープラン~

大山 潤 (オオヤマ ジュン

 

 

 

 

 

 

いよいよ忘年会シーズン到来です。この時期は、クリスマス、忘年会、新年会とイベントが立て続けにあり、出費がかさんで家計への負担も大きくなりがちです。
普段の飲み会は遠慮しがちでも、忘年会ぐらいはと参加される方も多いのではないでしょうか。

忘年会の予算

「あなたは今年、忘年会に行きたいですか?」という問いに、「ぜひ行きたい」(46 %)、「できれば行きたい」(19%)に「誘われれば行くと思う」(27%)を合わせると、約9割以上が「忘年会は行きたい」と回答されています。(KIRIN「忘年会」に関する意識調査結果)
また、忘年会への参加回数は、男性では、2回以上を予定している方が約5割に達し、中には「5回以上」と「連チャン」で予定している方も4.4%いらっしゃいます。

1回あたりの忘年会の参加費は、約半数の方が「4,000円以上6,000円未満」。
興味深いのは、忘年会への参加回数が多い人ほど、1回あたりの参加費が高額になる傾向があることです。
財布に余裕があるから何度も忘年会に参加できるのでしょうか、それとも忘年会好きな方は財布の中身に関係なく、ついつい財布の紐を緩めてしまうのでしょうか。

【忘年会参加回数と1回あたりの予算の関係】
(アサヒビール(株)お客様生活文化研究所『忘年会に関する意識調査』より)

忘年会におけるお酒の消費量

ちなみに、忘年会に欠かせないお酒の消費量についてですが、成人一人当りの年間酒類消費数量平均によると、北海道95.50(l/年)、東北93.37(l/年)でそれぞれ1位と2位。
また東北は、年間交際費額でも257,754円で1位となっています。(国税庁「お酒のしおり」・総務省「家計調査年報」より)

東北の方々は、年間を通してお酒と交際費に関する出費が高めのようです。「東北人は宴会がお好き」といってしまうとお叱りを受けるでしょうか。
少し大げさかも知れませんが、例年この時期の思わぬ出費が重なり家計負担が大きいと感じている方は、例えば忘年会資金の積み立てを行う、年末年始向けにあらかじめ多めの予算を振り分けておく、といったマネープランを立ててみてはいかがでしょうか。
来年からのせっかくの忘年会を心置きなく楽しむため、翌朝、財布の中身を確認して後悔しないために・・・。

【2005年12月14日00時00分】

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