【2006年 第1回 】ボーナスの上手な運用方法は? ボーナス
栗本 修己 (クリモト オサミ)
いよいよ6月はボーナスシーズンです!やっと景気がよくなってきましたから、業種によっては前回より多めの支給になるかもしれませんね。
運用目標を決める
ボーナスを効率的に運用するためには、まず運用にあたっての目標をしっかりと確認しましょう。
ただ漠然と運用してもなかなかお金たまりません。例えば「いつまでに、いくら貯めたい!」といったゴールを設定することがポイントです。
その後、目標利回りを決定し、個別商品を選択するといった手順です。
目標利回りと商品の選択については、十分な検討が必要ですね。
なんといっても金融商品は数多くありますから、商品情報の収集、利回り、リスク、換金性など、トータル的な検討を心がけましょう。
もちろん、ファイナンシャル・プランナー(FP)に相談してみるのも良い選択だと思います。
安全志向派には
オススメの商品ですが、安全志向の方には、年1%以上の金利が付くタイプの定期預金や5年物個人向け国債などがいいでしょう。
最近発売の中には、満期日繰上(銀行が満期前でも償還できる)特約付定期預金で、最長7年間の預入で最初の4年は1.4%、残りの3年間は1.5%というものがあります。
5年物個人向け国債は、3月に募集されたもので適用金利1.01%(固定金利)でした。
次回の募集分については、長期金利の動向次第で適用金利がもう少し高くなるかもしれませんね。
積極運用派には
多少積極運用したい方には、外国債券ファンドや不動産投資信託などがいいでしょう。
外国債券ファンドは海外先進国の高利回り債券に投資するもので、年5%程度の利回りが期待できるものもあります。色々な国に分散投資されていますから、為替リスクはある程度軽減されているようです。
不動産投資信託は、オフィスビルやショッピングセンターなどの不動産に投資している商品です。
賃料や売却益などが投資家への配当原資となりますが、近年の不動産市況の好転を考慮すると、分散投資の対象として検討してもいいでしょう。
利回りは3%前後ですが、この投資信託の価格自体の値上がりも期待できます。
大事なお金の運用ですから、金融機関からのオススメ言葉にはちょっと注意し、十分検討の上あなたにぴったりの商品を選んでください。
【2006年05月02日00時00分】
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