ボーナスで「ご当地ファンド」でも?【2006年 第2回】

【2006年  第2回 】ボーナスで「ご当地ファンド」でも?  ボーナス

栗本 修己 (クリモト オサミ)

北関東には色々な観光スポットがありますが、茨城県では筑波山や水戸の偕楽園、群馬県では伊香保温泉や草津温泉、栃木県では何といっても日光・鬼怒川温泉が有名でしょうか。
これから季節もよくなってきますから、主要な観光地ともなると多くの人が訪れることでしょう。
最近は、インターネット等で色々なご当地自慢が紹介されていますから、昔に比べ効率よく、かつじっくり観光地を回ることができますね。

ご当地ファンドとは

ところで、ボーナスの運用先として、ご当地ファンドやご当地不動産ファンド等はいかがでしょうか。
県内にある身近な企業や不動産等へ投資するファンドの購入を通して、地元経済の成長や不動産投資からの利益を享受することができるかもしれません。

ご当地ファンドの具体的な商品としては、大和投信の「茨城ファンド(愛称:コラボいばらぎ)」があります。
この商品は、茨城県内に本社もしくは事業所等を設置している上場企業の中から、時価総額等を基準に投資銘柄を選定し、運用する地域ファンドです。

ご当地ファンドの運用成績

平成14年7月より運用が行われており、現在の組入れ銘柄数は約80社、運用成績は年初来の騰落率9.3%、1年間では47.6%という結果です。同期間の東証株価指数がそれぞれ8.1%、48.5%ですから、まずまずの運用成績だと思います。

不動産ファンド

不動産ファンドは、オフィス・ビルやショッピング・センター、ホテル、賃貸マンション等が運用の対象です。
それら不動産からの賃料や値上がり益などを分配金の原資としているものです。
一部の地域では地価や賃料が上昇の兆しを見せていますから、ご当地など身近なところにこの様なファンドがあれば、市場状況を把握し・十分検討したうえで投資しても面白いかもしれません。

だだし、一般的に、特定銘柄や物件への投資割合が高いファンドには注意が必要です。「彩の国応援ファンド」の西武鉄道事件の例にもあるように、思わぬ下落リスクを被ることもあります。あくまでも、余裕資金の一部で、地域経済への貢献というスタンスで投資されてはいかがでしょうか。

【2006年05月08日00時00分】

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