[結婚]地域の結納&引き出物【2006年 第1回】

【2006年  第1回】[結婚]地域の結納&引き出物

安藤 朋子 (アンドウ トモコ)⇒ プロフィール

初夏のような陽気かと思えば、寒い日もある今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今年も早いものでもう6月が目前です。
ムリヤリ話しを6月に持っていっていないかって?バレましたか(笑)。

6月といえば定番ですが「ジューンブライド」。
一昔前までは「ハデ婚」などと言われ、芸能人に至っては何億もの費用をかけて結婚式をしていましたね。

結婚式の変化

今ではすっかりそんな「ハデ婚」聞かなくもなくなり、「入籍しました」とか、「できちゃいました」と言って公に結婚式を行わないことも多々あります。
このことは我々一般人にも言えることですが、以前と比べてうわべの規模より「結婚式」そのものに事細かくこだわり、「オーダーメイド」的なオリジナルウェディングが好まれるようです。
一生に一度ですからね(何度もする人もいるけど)。

結納

ところで、結婚式の前に「結納」という儀式(婚約を交わす儀式の場)を行います。
今では昔ほどあまり行わないようですが地域によってはまだまだ重要とされている儀式で、ホテルや料亭、専門式場などで行います。
結納飾りは9品目が正式で、略式になると7、5品目になります(品数は奇数で表します)。富山県においては11品目用意する場合もあります。

さらに、新潟市では鮮魚料が加わり、新潟県中越地区ではお茶が加わります。
富山県の呉西地方では宝船や山の幸が加わり、同じ県内でも地域によっては結納の形態や結納返しなどが異なる場合があります。

仲人

仲人に至っては全国的に立てないケースが圧倒的に多いようです。結納金も50万~100万が相場のようです。
しかし、結局のところ両家で話し合いをして金額なども含め好きなスタイルで行うのがいいようです。特に決まりなんて何もありませんからね。

引き出物

それから「引き出物」も各地域特色があります。
富山県では、鶴や亀などの縁起物をかたどったかまぼこを必ず用意し、新潟市周辺ではその品数が多いのが特徴で、お菓子、お赤飯、松の葉など全5品。
石川県では鶴と亀の紅白まんじゅうを用意するようです。

結婚は人生の大きな節目のひとつ。
結納や結婚式にこだわって費用をかけるのもいいですが、一番大切なのはそのあとの結婚生活。
幸せになれるのか?!それとも??すべてはご自身に委ねられているのです。

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