【2005年 第2回】[仕事]転職・離職~キャリアアップ?それともキャリアチェンジ?~
宮崎 洋子 (ミヤザキ ヨウコ)⇒ プロフィール
秋は転職シーズン。
春から勤めて半年、自分の気に入った職業を今一度見つめなおす時期、ということで、転職の動向を探ってみました。
離職者数等調査データ
厚生労働省HP「平成15年・雇用動向調査結果の概況」によりますと、平成15年の1年間の離職者が662万人。7年連続で離職超過となっている、とあります。
さらに、離職理由別割合をみますと、「個人的理由」は69.3%と最も多く、次いで「契約期間の満了」10.5%、「経営上の都合」9.8%、「本人の責」2.9%で、「個人的理由」は3年ぶりに上昇したそうです。
年齢的なものを見ますと、ここでも、「19歳以下」が44.9%と最も高いようです。
地元エリアにおける転職求人情報
地元エリアにおける企業の転職求人情報を見てみますと、地域的な特色が出ていると思われるのは「ハウジングメーカー関連産業」でしょうか。
と言いますのも、北陸では、住宅取得はライフプラン上必至のイベント。
収入が低迷しているといわれながらも住宅ローンを組んでマイホームを、との需要が後押ししているのでしょう。
さらには、地元電器産業関係(半導体開発・生産)や、大手メーカー進出に伴う小売業種の拡充、その他では、地方に限らずIT関連の専門職などが目に付きます。
転職を考える上で重要なこと
では、転職を考える上で重要なことは何でしょうか?
言うまでもなく、何を目的とするのか、ということをしっかりと整理しておくことですね。
つまり、いままでのスキルや経験を生かして、さらなるキャリアアップを目指しての転職なのか、あるいは全く別の職種にチャレンジするために、キャリアチェンジをしての転職なのか、また目的達成の過程として年収ダウンしても転職したいのか、などの点を見定めることが重要ですね。
実際に転職活動をするに当たっては、いつごろ転職をするのか、という目標を定め、さまざまな媒体できる限り多くの企業を探すことも大切。
キャリアチェンジの際には、Web上で用意されている「適正診断サイト」なども利用して自分に合った職種を見極めることもよいのではないでしょうか?
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