【2006年 第2回】仕事着は「お金をかけるところ」「お金をかけないところ」で 新社会人
榎本 尚子(エノモト ナオコ)⇒ プロフィール
社会人として働くにあたって、「仕事着選び」はとても重要。
「自分らしさ」を表現することは大切ではあるが、「自分の着たい服」という基準だけでは選べなくなる。
男性ならスーツ、女性ならスーツあるいは人前に出て恥ずかしくない服装、が基本。
「お金をかけるべきところ」と「特にお金をかけなくていいところ」をポイントに考えたい。
お金をかけるべきところ、かけなくていいところ
○お金をかけるべきところ
男性/スーツ・ネクタイ
女性/スーツ、ベーシックなアウター(トップス・ボトムスとも)
スーツ、ネクタイ、ベーシックなアウターなどは、ある程度しっかりした仕立てのものを。
使用頻度が高いだけに、長く使っても、へたったり、毛羽立ったり、毛玉が付きにくいものがベター。
○特にお金をかけなくていいところ
男性/Yシャツ・ソックス
女性/インナー(セーター・シャツ等)
ちょっとの工夫で差がついていく
直接肌に接するものであるだけに、ある意味「消耗品」と考えてよい部分。
Yシャツなどは、5,000円以内で紳士服量販店やスーパーなどでも、それなりのものが入手できる。
女性のインナーなどは5,000円~10,000円の安価なものを1シーズン限りで着倒すぐらいの考え方で購入したい。
ベーシックなスーツでも、男性ならYシャツとネクタイ、女性ならブラウスやセーターなどでアレンジすれば印象は変わる。
高価なものでなくても、クリーニングに定期的に出すなどして、こまめに手入れをするだけでも、服が傷みにくくなる。
靴やバックも同じく、手入れの仕方で消耗の度合いが大きく異なる。
ただ、クリーニング費用も回数を重ねるとバカにできない。
勤務先や自宅の近くで「3点~1着あたり350円!」などのサービスを実施しているショップを見つけておくべきである。
最近はネットショップや通販などでも、手軽に衣料品を安価で購入することができる。
また、バーゲンやアウトレットショップなどもうまく活用すれば、定価の半額以下で購入が可能。
ただし、「安物買いの銭失い」にならないように無駄な買い物には気をつけたい。
ちょっとの工夫で、手元に残るオカネにも少しずつ差がついていくことは間違いない。
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