【2006年 第2回】購入価格 地方都市の中心市街地を見直そう! 住宅
上津原 章(ウエツハラ アキラ)⇒ プロフィール
地方都市の中心市街地というと、「シャッター通り」言われるように空き店舗が多く活気がないというイメージがあるかもしれません。
事実、ここ数年はダイエーやサティーが中国地方の中心商店街から撤退しています。
しかし、中心市街地にはまだ魅力があります。
それでは、中国・四国地方の地方都市中心市街地の住宅購入事情について見てみましょう。
◆まだまだ下がる地価
バブル経済崩壊後、地方都市の地価も「半値×8掛け×2割引」といわれています。
事実、中国・四国地方の地方都市の中心市街地の地価は、一部地域を除き依然として下がり続けています。
ただ、広島市の中心地である紙屋町の路線価が下げ止まってきたことから、数年以内に地方都市でも地価の下げ止まりは十分に考えられます。
◆地方都市中心市街地の住宅購入事情
新築を希望される場合、多くはマンションになります。
駅から歩いていける場所でも、2000万円台で3LDKのものを買うことができます。
一戸建ての場合、新築はまれで中古物件でも古いものが多くなります。
ただ、高嶺の花のように見えた中心市街地での住宅購入も、地価が下がっていることから年々買いやすくなってきています。
◆中心市街地に住むメリット
行きつけの店ができれば、商店街での普段の買い物で困ることはほとんどありません。
駅、市役所、病院、学校、銀行、郵便局といった施設が歩いていける場所にあるため、車がなくても生活ができます。
また、車で30分走れば海辺や田園地帯にたどり着けることも魅力です。
週末は近場で山登りや魚釣りを満喫することもできるでしょう。
◆最後に 中心市街地での暮らし
中心市街地には、地域に古くから住まわれている方もたくさんおられ、近所づきあいも残っています。
人付き合いが苦にならない方であれば、買われたマイホームを一生涯の住処にすることができるでしょう。
足腰が弱くなったときに、近場で買い物ができるのは何よりうれしいものです。
【06年2月15日】
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