【2006年 第4回】 喫茶店のモーニング(飲み物にはおまけつき)GW
石塚 操(イシヅカ ミサオ)
昨年は愛知万博とともに名古屋メシがブームになりました。
手羽先、味噌カツ、味噌煮込み、ひつまぶし、あんかけパスタ、小倉トーストなど独特ですが、どれも大好きなメニュー。
でも名古屋を離れ寂しいのは、他では喫茶店のモーニングがないこと。
モーニング
モーニングは一般に朝(6時~11時ぐらい)喫茶店で飲み物を注文すると、パンとゆで卵などがついてくるもの。
飲み物の値段だけ支払えばおまけがつくのです。
名古屋だけでなく、愛知県全体と岐阜県もサラダ、サンドイッチ、ヤクルト、お味噌汁などお店によって品もいろいろでユニークです。
モーニングだけでなく午後は、飲み物にお菓子(小さなケーキ、ピーナッツ、かきの種、クッキーなど)が付きます。
名古屋の喫茶店事情
名古屋市のホームページ(統計なごや掲載の『定期統計資料から見る名古屋』)によると、名古屋市の『喫茶店数(平成11年事業所・企業統計調査)は、東京都区部を加えた13大都市中、大阪市、東京都区部に続いて第3位』となっています。
『1世帯当たりの年間の喫茶代(平成11年家計調査)は、16,467円と2位以下を大きく離して第1位です。
昭和48年以降1位を明け渡していません』このように統計にも表れているようです。
さて、この喫茶店事情。
住んでいたときは気づかなかったのですが、離れて眺めると効率的に見えます。
朝の時間に友達と話したり、一息のリフレッシュや社交場であったり。
コーヒーの値段350円前後でモーニングを食べながら友達と会えば、以降の時間は互いに自由でランチや夕食を一緒にするより安くて効率的。
そして、チケットも普及しています。チケットは10回分の値段で11回分つきお値打ちです。
喫茶店は高齢者の社交場
最近見かける光景は、喫茶店が高齢者の社交場であること。
いきつけのお店に毎日同じ時間に現れる人たちが、言葉を交わしています。
数日来ないと、どうしたのかな?と心配する姿も。高齢化社会や核家族という現代に合った交流の場だなぁとも思うのです。
名古屋(&他愛知・岐阜県)を訪れたときはぜひ朝と午後の喫茶店に立ち寄ってみてくださいね。
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