【2006年 第2回】費用 将来の負担を実感するために 教育
野口 正子(ノグチ マサコ)
教育費は子どもが成長するにつれ、負担が大きくなっていきます。
これから5年後、10年後の教育費を大まかにでも見積もってみたことがありますか?
「うちは子どもが小さいから・・」まだまだ先の話と思っていたことが実感できるようになります。
子どもの教育費は公立か私立かの進路によって、年ごとの必要額が決まります。
また、自宅通学するのか、自宅を離れるのかによってもずいぶんと違ってきます。
東海地方の大学進学事情
愛知県は地元の大学への進学率が全国一高いのに対し、それ以外の3県、岐阜・静岡・三重では約8割が県外
の大学へ進学している自宅外通学者です。
東海地方の自宅外通学生の平均生活費は概ね11万円強、そのうち仕送り額は9万5950円で、
ほぼ全国平均と同じ額となっています。(全国大学生協連「大学生の生活費に関する調査結
果(平成12年)」)
負担の軽い高校までは(私立の中学・高校へ進む場合などを除く)、教育費を家計の中でやりくりすることができますが、
大学ともなると、家計の中でやりくりできないどころか、年間収支が赤字になる家庭も多くなります。
まして晩婚で定年近くまで教育費の負担のあるご家庭にとっては、いかに教育費のかかる期間と
老後資金の準備期間を両立させるかが課題ではないでしょうか。
教育費は必要になる時期が決まっているのでマネープランを立ててみましょう!
【2006年01月18日】
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