転職・離職(件数、業種など) ~いまどきの転職事情~【2005年 第2回】

【2005年  第2回】転職・離職(件数、業種など) ~いまどきの転職事情~ 転職

安藤 朋子 (アンドウ トモコ)⇒ プロフィール

最近、頻繁に「フリーター」「ニート」といった言葉や話題が取り上げられています。
社会問題にまで発展しています。

その背景には若者の仕事に対する定着率の悪さがあげられます。

離職理由

厚生労働省が発表している「雇用動向調査結果の概要」によると、離職者全体の離職理由の約70%が「個人的理由」であり、10代から20代前半においては90%近くの理由がそれです。

一口に個人的な理由と言っても人それぞれ様々な事情がありますからいいとも悪いとも言うことは出来ませんが、多くは仕事がいやだ、辛い、職場に馴染めないなどの少し我侭(?)な理由ではないでしょうか。

離職の二極化

また、大卒者が就職後3年以内に離職する割合は厚生労働省の「新規学校卒業就職者の就職離職状況調査」によると36.5%に上がっています。
近年では1年未満に離職する人も増加しているそうです。

その理由も先に書いた「個人的理由」も当然ながら「収入アップ」「キャリアアップ」などもあるようです。
前向きな離職と後ろ向きな離職と二極化しているようです。
一昔前までは大学卒業後はひとつの会社で定年まで勤め上げるのが当たり前といった風潮がありましたが随分と
変わったものです。
転職をバネにステップアップしていくようです。

勤務地のメリット

緑豊かな土地柄のお陰で自動車や精密機器部品の大手優良企業が多く存在する北関東では、業界が上昇している傾向にあるためか数多くの求人が寄せられています。

転職を考える場合勤務地のメリットというのも一考でしょう。
首都圏と比べた場合、物価水準が低いため可処分所得が増える、マイホームを取得しやすい、子どもを育てるのに環境がいい、近場に温泉やスキー場があるなど様々なメリットがあります。
首都圏では考えられません。

転職をする際に仕事や職場を変えるだけではなく住環境も変え新たな一歩を踏み出すというのも悪くないものです。

【別途参考】厚生労働省:「勤続期間別離職者の割合」より

【2005年09月21日00時00分】

  • コメント: 0

関連記事

  1. 第2回 デフレ脱却は成功する?【2014年 第2回 】

  2. [教育]費用 博多っ子の教育プランは? 【2006年 第2回】

  3. 単身赴任家庭のコミュニケーション方法【2012年 第11回】

  4. Let’s Enjoy “旅”『 賢く楽しく“旅”しましょう。』【2010年 第 8 回】

  5. 今年はオリックス・バファローズに注目【2006年 第2回】

  6. 積立方法 計画的に貯めやすい教育費【2006年 第3回】

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。