【2006年 第3はペアの印!? 現代のお祝い金事情 結婚
瀬戸家(旧姓千葉) みのり ⇒プロフィール
「ジューン・ブライド」ヨーロッパから輸入
仙台では、けやき並木が目に眩しい季節になりました。
皆さんの中には、この清々しい若葉に負けないくらいHAPPYな招待状が届いている方も多いのではないでしょうか?
そう、6月はブライダルシーズン。
ジューン・ブライドに憧れる女性たちの喜びと溜息(?)がこぼれる季節です。
このジューン・ブライド、もともとはヨーロッパからの伝承です。
(1)6月=Juneという月名が、ローマ神話に出てくる結婚をつかさどる女神ジュノー(Juno)からきているため
(2)昔、ヨーロッパでは3・4・5月の3ヶ月間は結婚することが禁じられていたため、解禁される6月にカップルたちが一斉に結婚したため
(3)ヨーロッパの6月は1年の中で最も雨の少ない季節のため
など、由来には諸説ありますが、日本で6月といえば梅雨。
衣裳は濡れるし、ヘアスタイルは決まらない。
花嫁・招待客どちらを考えても決して結婚式に適した時期とは言えません。
かつてはこの季節に結婚式を挙げるカップルは少なかったそう。
そこで、この閑散期にどうにかお客さんを呼び込もうと、結婚式場関係者がヨーロッパの言い伝えを輸入したのが日本での始まりと言われています。
どんなブームにもその影には火付け役の姿があるものです。
企業努力の賜物なんですね。
お祝い金 2万円という金額も一般的になってきた
さて、招待状を手にして考えることといえば、当日の服装とお祝い金。
「いくら包むのが妥当?」「みんなより多くても少なくてもなぁ」などなど、いろいろと頭を悩ますところ。
結婚情報誌の調査によると、新郎・新婦から見た場合
友人・同僚…2.8万円
上司…3.7万円
親族…6.4万円
恩師…3.4万円
というのが平均的なお祝い金の額だそう。
金額はあくまでも奇数が基本ですが、最近は2を「ペア」と考えるようになり、2万円という金額も一般的になってきているそう。
またマナーブックなどによると、どうしても偶数が気になってしまう場合は、「1万円札1枚+5千円札2枚=3枚」にして、奇数にしたり、
現金3万円+お祝いの品1万円というように、渡し方を工夫するのもひとつの方法だとか。
いずれにしても大切なのは、「二人を祝福したい」というお祝いの気持ち。
渡す方も受け取る方も気を使わない、スマートなやりとりを心がけたいですね。
※本文中に使用したデータは結婚情報誌『ゼクシィ』(リクルート発行)の「結婚トレンド調査2005」を基にしています。
【2006年5月29日】
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