【感想 問題38 米ドル建て一時払終身保険の税務上の取扱いに関する問題】2018年第1回 CFP試験(金融)
樗木 裕伸(オオテキ ヒロノブ)
今日は、前回(2018年第1回)の問題38の感想です。
このコラムは、株式会社優益FPオフィスのFacebookページで掲載されたコメントを転記しています。
2018年第2回 金融資産運用設計のCFP試験対策講座の講師を担当する 樗木裕伸(おおてきひろのぶ)です。
今日は、前回(2018年第1回)の問題38の感想です。
問題38は、米ドル建て一時払終身保険の税務上の取扱いに関する問題です。
近年、金融機関が熱心に販売していることを受けての出題と思われます。
解約返戻金の税務に関しては、基本的に2級で学んだものと同じです。
増えた分に関しては、一時所得(総合課税)となります。
悩むのは、為替差益に関する取扱いでしょうか。
ただ、幸いなことに、円ベースに換算して一緒に一時所得として課税が完了することになりますので、覚えやすいといえるでしょう。
死亡保険金に関しても2級と同様で、保険契約者と受取人の関係で、一時所得、相続税、贈与税になることも併せて復習しておきましょう。
外貨建て一時払終身保険は、実務でもお客様からよく質問されます。
税引後の実質手取りを考えた時、50万円の特別控除までは、税金をあまり意識しなくてもよさそうです。
ただ、多額になると総合課税である分、為替リスクを取ってまで、どこまで有利かは、微妙な判断になりそうな商品ですよね。
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よろしければ、是非!
以上、次回に続く!
※このコラムは、2018年9月1日を基準に執筆されています。
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