レジャー費について【2011年 第7回】

【2011年 第7回】 レジャー費について 家計管理(子育て世代)

中村 真佐子⇒ プロフィール

今回はレジャー費について。本コラムが掲載される頃は、ちょうど夏休みが始まったころでしょう。
夏休みは、長期休暇が取れやすく、1年の中で最もレジャー費の支出が多い時期ですね。

お財布も緩みがちなこの時期を乗り切るには?

 

 

 

長期計画?それともボーナス頼み?

夏休みはちょうど夏のボーナスが出たてのころ。
夏のレジャー費にボーナスを当てにしている家庭も少なくないでしょう。
我が家も多少は当てにしています。

みなさんのご家庭ではレジャー費をどのように捻出していますか?
夏休みは財布が緩みがち。思ったより支出が多くなり、後悔をしている方もすくなくないのでは?
やはり何事のも計画が必要。

まとまったお金が必要となる海外旅行などは、旅行計画も資金計画も必要ですね。
ボーナスや日々の生活費の中で、レジャー費を捻出する場合は、計画まで行かなくても、予算をある程度たてて、その範囲内で楽しめること考えるのが堅実です。

カード支払いも注意が必要です。ポイントがつくからと、宿泊費やお土産をカード払いにすると、お金を使ったという実感が薄くなりがちです。後からの請求で思ったよりたくさん使ってしまったと後悔しないためにも、注意して使いましょう。

旅行会社の積立は銀行積立よりもお得

大手旅行会社では旅行の積立てプランを用意しています。どこの会社も年利換算1.5%~2.0%のサービス額が付きます。
現在銀行の定期預金は、1年満期で0.03%ですから、ずいぶんお得です。
満期も1年~5年と年単位で設定できるものがほとんどです。
積立した金額とサービス額を加えたものは、パック旅行はもちろん、新幹線のチケット、テーマパークのチケットなど、旅行会社が扱う商品に替えられます。
計画的にレジャー資金を貯める手段としてはとても有効です。

ライフプランを立ててみよう

子育て世代は、子供の成長によってレジャーにかかるお金も変わってきます。
レジャー費のライフプランは、子供の年齢を考慮して立てます。
家族そろってレジャーを楽しめるのは子供が小学生のうち。子供が小さいうちは、身近な所でも充分楽しめます。

1回のレジャーにお金をかけないで、家族で楽しめる機会をたくさん作ることを主眼に置くとよいのではと思います。
小さな子供連れの海外旅行になると準備も大変です。また小さな子供は環境が変わると体調を崩しがち。
旅行先で病気になることも多々あります。そうなると楽しみも半減。お金ももったいないですね。

中学生になると友達と遊ぶ機会が増え、部活動や塾で忙しくなり、家族でのレジャーは減っていきます。
忙しい中でも、子供が大きくなってもやはり家族で旅行したい!

そんな時は卒業入学の節目がいい機会ですね。
海外旅行も子供が小さい時期よりも、高校生ぐらいになれば一緒に楽しめることが格段に増えます。
時期が決まれば資金計画を立て、少しずつ準備していくのもいいでしょう。
ただ中学生になると何もかにもが大人料金になりますので、その辺も考慮して資金計画を立てましょう。

行き当たりばったりのレジャー費消費は家計への負担が大きいです。少なくとも予算を立てて、その範囲内の楽しみを考えてみましょう。
情報化時代、少ない予算でのそれぞれの家族に合った、レジャーの楽しみ方を見つけて賢く家計管理をしていきましょう。

  • コメント: 0

関連記事

  1. 感想 その1 全体像【2018年感想 その1】

  2. 元気なうちにできる「老い支度」あれこれを知っておこう パート3 「死後事務委任契約」【2014年 第9回】

  3. 金融商品① 銀行窓口で初めて投資信託を買う時【2010年 第 8 回】

  4. 愛人としての相続【2012年 第12回】

  5. 田舎暮らしのホントのトコロ「田舎暮しの仕事事情」【2008年 第5回】

  6. “投資助言FP” は新しいFPのスタイル【2010年 第1回】

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。