【2012年 第6回】どれだけかかるクルマ費?(走り屋編) クルマを持っていれば必ず発生するランニングコスト
矢澤 理惠(ヤザワ リエ)⇒プロフィール
クルマを持っていれば必ず発生するランニングコスト。
走ることが趣味という場合にはどのくらいかかるか、今回は私の例でご紹介します。
クルマを持っていると、たとえ走らなくてもコストが発生しますよね。自動車税や車検代、走ればさらにガソリン代、オイル交換などのメンテナンス費等々。
車が趣味で走りまわるのならなおさら、その費用がかさみます。
どのくらいかかるか、私の例で見てみます。
年間の経費(ランニングコスト)
昨年は、年間走行距離が2万キロでした。私は車通勤を週に1度しかしていないのでほぼお買物とレジャー使用です。この車を買って3年目ですが最初の1年目は1万キロでした。ということは、今年は3万キロ走る!?か、わかりませんが走行距離2万キロでガソリン代を計算します。
リッター当たり平均7キロ程度の燃費で、ガソリン代(ハイオク)を140円平均で計算して年間約40万円。
オイル交換は、教習所で5千キロ、または半年に1度交換してくださいと習いましたよね。
ということで1回6千円、5千キロ×4回=2万キロ、オイルフィルターを2回に1度交換(1回1千円)して2万6千円、自動車税が少し多めの43,400円(理由は第5回参照してください)、タイヤがグリップ力の高いヨコハマタイヤのNEOVAで、前後サイズ違いで4本約11万円、その他任意保険代、車検代、駐車場代を含めて計算しました。
(車検代は2年に1度なので、またタイヤはせめて2年程度もってほしいとの願いを込めて、この2つは半額で計算に入れてあります。)
トータルで約77万円!
年間の家計費の一部として考えるとかなり大きなウエイトとなっているのは間違いありません。
突然の出費
クルマは走らせるためのもの。走れば思わぬキズをつけたり、いきなり故障したり、事故の可能性も捨てきれません。
昨年1年間でランニングコスト以外にかかったクルマ費を計算してみました。
○車高調交換 工賃込 21万円(車高調とは、クルマの車高を調整する、タイヤと連動した部品のこと)
○エンジン載せ替え あわせて、中古エンジンのためエンジンオーバーホール、クラッチ交換、オイル
クーラー等いくつかの部品追加含む工賃込 約60万円(7月にフジスピードウエイの走行会で壊れました。)
○その他細かい作業&部品交換 工賃込約12万円(純正リップスポイラー装着~リップとは、フロント部分につけるパーツのこと、ブレーキパッド交換、シートカバー装着、シフトノブ&ブーツ交換~ブーツとはシフトノブの軸のところにかぶせてあるカバーのこと)
2011年のクルマに対する不意の出費 合計約100万円!!
ランニングコストとトータルで177万円・・・
とんでもない数字が出てしまいました。この、とんでもないクルマ費に対してどのように備えていくか、次回のコラムで考えていこうと思います。
愛車への想い
なぜ、こんなにしてまでクルマにお金をかけるのか、と言えば「代わり」が無いからだと思います。
今の自分の相棒(愛車)と最高の居心地で過ごしたい、乗り心地で走りたいからなんです。
すでに10年以上前に生産、販売が終了しているので、修理しながら維持するしか方法もありません。
つまり、それだけこのクルマに「惚れている!」ということです。
みなさんも、自分の好きな物や事柄には惜しまずお金を使おうと思いますよね。
レース参加の費用
昨年出場させてもらったエコランレースも、タダで出られるわけではありません。練習走行のために何度もフジスピードウエイに通いましたし、走ればガソリンも、タイヤも減ります。車体の軽量化のためになるべく部品をはずしたり軽いものに付け替えたり。
セッティングやメンテナンスをしてもらう人件費、さらにレース当日の宿泊費や食事代等を参加者が負担します。
レースの種類やクルマによっては数百万円から数千万円かかる場合もあるそうです。
それでも私の場合、すでに出来上がっているレースカーに乗せてもらったので新しく作る時に比べてはるかにリーズナブルに参加させてもらいました。
でもよく考えたら、昨年の私のクルマ費、レース参加費用の10倍以上かかってます・・・
趣味にお金がかかるとわかっていても、こうして金額を出すと愕然としてしまいますね。
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