【2012年 第10回】「電信電話記念日」 エリア別コラム – 地域:北海道東北
恩田 雅之(オンダ マサユキ)⇒プロフィール
今回のコラムのテーマは「携帯電話」です。
私は、通話以外の機能をほとんど使わないライトユーザーです。今後も、多分、ライトユーザーのままでしょう。最初に、スマートフォンの最新の機能等についての知識がないこと申し上げてから、コラムをスタートさせていただきます。
総務省のデータから見える 携帯電話事情
東京と横浜間の電信線架設工事に着手した日が、1869年10月23日にあたり、それを記念して10月23日は「電信電話記念日」になりました。
今回のコラムのテーマは「携帯電話」です。
私は、通話以外の機能をほとんど使わないライトユーザーです。今後も、多分、ライトユーザーのままでしょう。最初に、スマートフォンの最新の機能等についての知識がないこと申し上げてから、コラムをスタートさせていただきます。
地域別携帯電話の保有状況
総務省の情報通信統計データベースのデータを参考に、平成23年末の携帯電話の保有状況とスマートフォンの保有状況をみてみます。
地域区分は、以下のようになります。
北海道
東北(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)
北関東(茨城、栃木、群馬)
南関東(埼玉、千葉、東京、神奈川)
北陸(富山、石川、福井)
甲信越(新潟、山梨、長野)
東海(岐阜、静岡、愛知、三重)
近畿(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)
中国(鳥取、島根、岡山、広島、山口)
四国(徳島、香川、愛媛、高知)
九州・沖縄(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄)
北海道の携帯電話の保有比率(91.5%)は、全国平均(89.4%)を上回っています。
全国平均を上回っている地域は、北海道(91.5%)、北関東(90.6%)、北陸(93.9%)、甲信越(91.6%)、近畿(89.7%)、中国(90.3%)の6地域になります。
意外だった地域としては、南関東の保有比率(88.2%)が、全国平均を下回り地域別では最も低い地域になっていることでした。
南関東を都道府県別で見ると、埼玉県(89.4%)、千葉県(91.1%)、東京都(86.8%)、神奈川県(87.6%)になります。
都道県別では、愛媛県(86.4%)が最も低く、次が東京都(86.8%)と意外な結果でした。
地域別スマートフォンの保有状況
スマートフォンの保有状況をみると、先程の携帯電話の状況とは、かなり違っています。
北海道(20.0%)が最も低く、次いで四国(24.3%)になります。
スマートフォンに関しては、南関東(32.9%)、東海(31.3%)、近畿(30.6%)の3地域が全国平均を上回っています。
都道府県別上位は、神奈川県(36.0%)、滋賀県(35.8%)、東京都(34.5%)の順になります。
下位は、愛媛県(19.5%)、北海道(20.0%)、島根県(20.7%)の順でした。
携帯電話の地域別の保有比率では、北陸(93.9%)、南関東(88.2%)の差が5.7%でしたが、スマートフォンでは、南関東(32.9%)、北海道(20.0%)の差が12.9%と大きくなっています。
通信インフラの整備状況の差が、スマートフォンの保有比率の差に表れていると思います。
最後に
北海道には、まだ、山間部など携帯電話の電波が届かない地域があります。
私は、旅行中など「携帯電話は、どこでもいつでも繋がるものではない」という環境で、逆にストレスの無い、リラックスした時間を過ごしています。
今後、北海道での通信インフラの整備が進み「どこでもいつでも繋がるし、いつでも検索し調べることができる状況」が実現しても、「利便性と安心感が、安全への過信を生む」ということを、常に意識して生活していきたいと思います。
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