【感想 その10 問9(問題31~34) 住宅購入&保有に伴う税制】2018年第1回 CFP試験(不動産)
佐藤 益弘(サトウ ヨシヒロ)⇒ プロフィール
今回は、問9(問題31~34)についての感想になります。
このコラムは、株式会社優益FPオフィスのFacebookページで掲載されたコメントを転記しています。
2018年第2回 不動産運用設計のCFP試験対策講座の講師を担当する 優益FPオフィスの佐藤益弘(よしひろ)です。
今回は、問9(問題31~34)についての感想になります。
この問題群は、「住宅購入&保有に伴う税制」をテーマにした問題でした。
住宅を含め、不動産はその希少性から財産としての価値があるので、様々な理由の税が課されています。
まず、「どんな目的」で、「どのように」課税されているのか?確認しましょう。
そして、同時に様々な特例がありますから、同じように「どのような」特例があるのか?理解しておきましょう。
FP実務上は税務に関する個別具体的なご相談はできないのですが、あくまで一般論の領域で、お客さまからのご質問を理解できるだけの知識や情報は備えておくべきです。
そうしないと、税務の専門家である税理士にお仕事を繋げられないからです。
ですから、CFP試験では必ず出題されるテーマになります。
試験対策的には、計算問題などを問われることがありますが、基本的には、税金の特徴や特例に関する要件など細かな点を問われます。
今回、問題31は「登記や契約時の税金=登録免許税・印紙税」、問題32は「取得~保有の税金=不動産取得税・固定資産税」、問題33は「贈与税の特例(住宅取得資金関連)」、問題34は「住宅ローン控除(限度額)の計算」について確認する問題でした。
どの問題もAFP試験対策時点で情報提供された内容だと思います。
知識が定着していたり、過去問演習をしっかりできていれば、解答は容易だったと思います。
この手の繰り返し聞かれている基本的な問題は落とすと合格への途(みち)が遠のいてしまいます。
しっかり仕組みを理解しつつ、特に特例については期間限定のモノが多く、恒常的な特例は少ないので、税制改正時などでその制度が延長になるのか?終わってしまうのか?
また、新制度が創設されるか?等も確認をすると良いでしょう。
FP関連講座のご案内にて、講座をご紹介しています。
よろしければ、是非!
以上、次回に続く!
※このコラムは、2018年9月1日を基準に執筆されています。
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