【感想 問題9 定期貯金5年物(ゆうちょ銀行) 税引後の受取額(計算問題)】2018年第1回 CFP試験(金融)
樗木 裕伸(オオテキ ヒロノブ)
今日から前回(2018年第1回)の問3に入ります。問題9の感想です。
このコラムは、株式会社優益FPオフィスのFacebookページで掲載されたコメントを転記しています。
2018年第2回 金融資産運用設計のCFP試験対策講座の講師を担当する 樗木裕伸(おおてきひろのぶ)です。
今日から前回(2018年第1回)の問3に入ります。問題9の感想です。
問3は、毎回定期性商品・積立商品が出題されています。
試験後半は、運用に必要なファイナンスの知識が問われますが、前提として元手があって初めて生きる知識ですよね。
ライフステージの前半でしっかりと貯蓄習慣をつけて、元手をつくる。
そのための商品知識をFPとして押さえておきましょう、といった位置づけかと思われます。
問題9は、ゆうちょ銀行の定期貯金5年物の税引後の受取額を計算する問題が出題されました。
定期性商品の税引後の受取額の計算問題が出題される傾向は、例年通りでした。
まず、計算にあたって当該商品の金利計算(単利商品なのか、複利商品か)、利払い(利息がつく)タイミングがいつか、という商品知識が必要です。
定期性の商品は、2~3年未満の商品は、単利型が多く、3年以上の商品は、個人向けにおいては、「半年複利」の商品が多くなります。
定期貯金は、2年未満は単利のみ、3年以上は、半年複利のみとなります。
利払いは、2年物以外は、期日に一括で支払われます。
そのため、税金は、複利計算した金額に最後に20%源泉すれば、良いことになります。
半年複利計算のポイントは、年利表示された0.06%を半年の利率である0.03%に直した上で、1年に2回の複利計算ということで、10乗する点です。
「短時間で解くコツ」として電卓の使い方があります。
10乗くらいになると入力間違いも起きやすくなります。
講座では、電卓の使い方も大切なスキルとしてご案内しています。
定番の問題ですので、しっかりと計算して、得点源にしたい問題ですね。
FP関連講座のご案内にて、講座をご紹介しています。
よろしければ、是非!
以上、次回に続く!
※このコラムは、2018年9月1日を基準に執筆されています。
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