【感想 問題20 残存期間4年のスポットレートを求める問題】2018年第1回 CFP試験(金融)
樗木 裕伸(オオテキ ヒロノブ)
今日は、前回(2018年第1回)の問題20の感想です。
このコラムは、株式会社優益FPオフィスのFacebookページで掲載されたコメントを転記しています。
2018年第2回 金融資産運用設計のCFP試験対策講座の講師を担当する 樗木裕伸(おおてきひろのぶ)です。
いよいよ1週間後から講座がスタートします。
昨日もお伝えしましたが、申込者に電卓のブラインドタッチの練習をスタートしていただきました。
受講予定の方がいしゃっしゃいましたら、お早めにHPよりお申し込みください。
今日は、前回(2018年第1回)の問題20の感想です。
問題20は、4年物の利付債の市場価格と1~3年までのスポットレートを用いて、残存期間4年のスポットレートを求める問題が出題されました。
問題19でも書きましたが、「利付債は、割引債の集合体として表すことができる」という考え方を用います。
「1年後から3年後までのクーポン」をそれぞれの期間に応じたスポットレートで割引いて、「キャッシュフローの現在価値」を求めます。
「利付債の価格(現在価値)」から「前述のキャッシュフローの現在価値」を引くと、「4年後のクーポンと償還額のキャッシュフローの現在価値」がでてきます。
「クーポンと償還額のキャッシュフロー(将来価値)」を、「4年後のクーポンと償還額のキャッシュフローの現在価値」で割ります。
そこででてきた「商」の4乗根から1(元本)を引くと利回りがでてきます。
文章で書くと複雑そうですが、図でイメージできると一気に判り易くなります。
パズル型(応用)の問題は、計算式の丸暗記では、なかなか対応できません。
ひねられた問題を解けるようにするには、文章⇒イメージ図⇒計算式という流れで理解しておくことが大切です。
問題20は、本講座の「価値」をもっとも感じていただける問題の1つです。
FP関連講座のご案内にて、講座をご紹介しています。
よろしければ、是非!
以上、次回に続く!
※このコラムは、2018年9月1日を基準に執筆されています。
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