【感想 問題21 利付債のデュレーション(計算問題)】2018年第1回 CFP試験(金融)
樗木 裕伸(オオテキ ヒロノブ)
今日は、前回(2018年第1回)の問題21の感想です。
このコラムは、株式会社優益FPオフィスのFacebookページで掲載されたコメントを転記しています。
2018年第2回 金融資産運用設計のCFP試験対策講座の講師を担当する 樗木裕伸(おおてきひろのぶ)です。
今日は、前回(2018年第1回)の問題21の感想です。
問題21は、利付債のデュレーションの計算が出題されました。
この問題も頻出の問題です。
計算自体は、面倒ではありますが、計算式を覚えてしまえば、決して難しいわけではありません(計算にあたっては、電卓入力のスピード、メモリー機能の活用といった「電卓力」が大切)。
けれども意味の分からない計算式を覚えるのもしんどいのではないでしょうか。
そこで、計算式から計算している内容読み解くと、「各キャッシュフローの現在価値」に「受取までの期間」をそれぞれかけたものを合計し、さらに「複利最終利回り(0.2%)で計算した利付債の理論価格」で割っていることがわかります。
これによって「平均回収期間」が計算されたことになります。
つまり実質的な債券の「残存期間」を意味しており、金利の変動によって、およそどのくらい債券価格が変動するのか(価格変動率)が求められたことになります(残存期間が長いほど、金利の変化によって債券価格が変動する)。
理解度アップ講座では、こういった根本的な話なども加えて、金融の知識を高めていきたいと思っています。
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よろしければ、是非!
以上、次回に続く!
※このコラムは、2018年9月1日を基準に執筆されています。
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