【感想 問題22 物価連動国債の利払い額】2018年第1回 CFP試験(金融)
樗木 裕伸(オオテキ ヒロノブ)
今日は、前回(2018年第1回)の問題22の感想です。
このコラムは、株式会社優益FPオフィスのFacebookページで掲載されたコメントを転記しています。
2018年第2回 金融資産運用設計のCFP試験対策講座の講師を担当する 樗木裕伸(おおてきひろのぶ)です。
今日は、前回(2018年第1回)の問題22の感想です。
問題22物価連動国債の利払い額について出題されました。
物価連動国債の商品性を知らなくてもなんとなく正答肢を選べる「おいしい問題」でした。
物価連動国債は、物価の上下(連動係数)に応じて元金額が増減(想定元金額という)します。
その結果、クーポンレートは一定ですが、想定元金額が増減することで、利息も増減することになります。
本問で、まず、注意したいのが、半年ごとの利払いということです。
そこに気づくと選択肢は、1.もしくは2.に絞られます。
次に連動係数「1.028」ですので、若干の物価上昇(つまり利払い額も若干の増加)しています。よって利払い額が若干増加していることがイメージできれば、2.を選ぶことは容易だったかと思います。
CFP試験は、非常に難しい問題、問題の設定文章を読んだり、計算に時間がかかる問題、詳細内容が問われて確信の持てない問題など、なかなか正答数を上げるのが難しい試験です。
そんななかで、「こんなにシンプルな問題でいいの?」と拍子抜けするような問題が数問出題されています。
そういった問題を見逃さず、正答することが大切です。
問題文を読んで、難易度やどの程度の時間がかかるかといった「見極め」、どこから解き始めるかといった「戦術」なども合格のための大きな要素と言えます。
講座では、1問1問の解説はもちろんですが、過去問全体を俯瞰して、本番で手を付ける問題、後回しにする問題、最初から手を付けない問題などの優先順位もお伝えしていきます。
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よろしければ、是非!
以上、次回に続く!
※このコラムは、2018年9月1日を基準に執筆されています。
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