【感想 問題30 相関係数】2018年第1回 CFP試験(金融)
樗木 裕伸(オオテキ ヒロノブ)
今日は、前回(2018年第1回)の問題30の感想です。
このコラムは、株式会社優益FPオフィスのFacebookページで掲載されたコメントを転記しています。
2018年第2回 金融資産運用設計のCFP試験対策講座の講師を担当する 樗木裕伸(おおてきひろのぶ)です。
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今日は、前回(2018年第1回)の問題30の感想です。
問題30は相関係数に関して出題されました。
2級でも相関係数は出題されますが、「-1~1」の間の値をとって、「-1」のとき、ポートフォリオ効果が最大、と機械的に暗記された方も多いと思います。
本問では、グラフ上で、2つの証券の相関係数が「1」のとき、組入れ比率によってどのように「リスク・リターン」の関係が変化するか、「-1」に近づくにつれて、どのように変化するかが問われました。
正解肢を選ぶだけであれば、ポートフォリオのグラフを見たことがあれば、決して難しくはなかったと思います。
ただ、これから学習する方は、相関係数が「1」であれば、まったく同じ動きをするため、2つの証券のリスクとリターンは、組入れ比率の加重平均となり、結果として2つの点を結ぶ直線になる、ということを理解することが大切です。
同様に、ポートフォリオのリスクが2つの証券の「共分散」の大きさに影響を受ける(ポートフォリオ効果が出る)ということを理解することも大切です。
かなり数学的要素が強い分野になりますので、しっかりとした準備が必要になります。
講義では、図を使ってイメージを大切にするとともに、数式によってそのイメージを検証しながら進めていきます。
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よろしければ、是非!
以上、次回に続く!
※このコラムは、2018年9月1日を基準に執筆されています。
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