【感想 問題31 CAPM ベータ(β)】2018年第1回 CFP試験(金融)
樗木 裕伸(オオテキ ヒロノブ)
今日は、前回(2018年第1回)の問題31の感想です。
このコラムは、株式会社優益FPオフィスのFacebookページで掲載されたコメントを転記しています。
2018年第2回 金融資産運用設計のCFP試験対策講座の講師を担当する 樗木裕伸(おおてきひろのぶ)です。
今日は、前回(2018年第1回)の問題31の感想です。
問題31は、CAPMのベータ(β)に関して出題されました。
新しい傾向の問題でしたので、難しかったと思われます。
要素としてはベータ(β)、共分散、決定係数、決定係数の値の範囲(0~1)でした。いずれも2級学習時には、出てこなかった用語ですので、まったく何のことかわからなかった方もいたかもしれません。
ベータ(β)値の計算は、「共分散」「分散」ともに計算式が与えられていましたので、時間を気にしなければ、「1.1」という値までたどり着い方もいらしゃったかもしれません。
ただ、その後に続く「決定係数」という用語を知らなければ、正答肢にたどり着くのは難しかったでしょう。
試験的には、時間をかけて初めて見る計算をがんばっても報われづらい、「厳しい」問題だったかもしれません。
CAPMは、インデックスファンドの根拠にもなっている理論なので、頻繁に問われる分野です。
次回に備える方は、いろいろな出題形式で出題される可能性がありますので、覚悟を決めて根本的な部分から理解に努めるのが、早道かもしれません。
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よろしければ、是非!
以上、次回に続く!
※このコラムは、2018年9月1日を基準に執筆されています。
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