【感想 問題32 利回りとキャッシュフローから現在価値を求める】2018年第1回 CFP試験(金融)
樗木 裕伸(オオテキ ヒロノブ)
今日は、前回(2018年第1回)の問題32の感想です。
このコラムは、株式会社優益FPオフィスのFacebookページで掲載されたコメントを転記しています。
2018年第2回 金融資産運用設計のCFP試験対策講座の講師を担当する 樗木裕伸(おおてきひろのぶ)です。
まもなく11月のCFP試験の申込締切日になりますので、受験される方は、申し込みをお忘れなく。
今日は、前回(2018年第1回)の問題32の感想です。
問題32本問は、利回りとキャッシュフローから現在価値を求める問題でした。
債券の利回り計算やデュレーションなどが計算できる方であれば、拍子抜けするような問題だったかも知れません。
ただ、計算方法を丸暗記している方は、逆にこういった何を聞いているかわからない(明確な商品がイメージできない)問題は、どのように計算していいかわからなかったかもしれません。
1年目のキャッシュフロー300万円を1.007で割った金額と、2年目のキャッシュフロー500万円を1.01の2乗で割った金額を合計してあげるだけだったのですが、いかがだったでしょうか。
ファイナンスでいう「理論価格」は、「将来得られるキャッシュフローの現在価値の合計」なんだ、という理解ができていれば、とてもやさしい計算問題だったでしょう。
想定賃料から不動産価格を求める「収益還元法」も同じ考え方です。しっかりと考え方を自分のものにしておきたいものです。
また、本問の計算にあたっては、電卓の「GT」キーを使うことで、より早く計算できることもあわせて知っておきたいものです。
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よろしければ、是非!
以上、次回に続く!
※このコラムは、2018年9月1日を基準に執筆されています。
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