【2005年 第1回】[ ボーナス]お勧め商品~ボーナスの有効活用法は?~
宮崎 洋子 (ミヤザキ ヨウコ)⇒ プロフィール
今年の暮れのボーナスはどのくらいもらえるかしら?もらった額のうち、いくら位を使って、いくらを貯金して・・・・アレも買いたいしこれもほしいし、と夢は膨らみますね。
もらうまでが楽しみのうち、もらってしまうと現実が-なんて方も多いのではないでしょうか?
ボーナス額はバブル崩壊以降最高の伸び率!
東証1部上場の企業ですでに労使で妥結した冬のボーナスを集計したところ、平均で707,080円と前年比5.2%(34,879円)の伸びだそうです。
バブル経済崩壊以降、最高の伸び率で、冬のボーナスが70万円台に乗ったのは1998年以来7年ぶりだということです。
ボーナスの有効活用
さて、景気の回復を物語るボーナス額だとはいっても、現実はなかなか厳しいものがあります。
きっちり世代としましては、あらかじめ貯蓄に回す金額はしっかりと確保してから、残ったお金で、ちょっとだけ有効に活用する方法がないかを考えることにしましょう。
この低金利の時代に、年 1.2%の利回りのものが、お財布代わりに使える「中国ファンド」や「MMF」でしょうか。1円から、預けることができ、 1ヶ月以上たてば、出し入れ自由という便利さ。
また、銀行や郵便局なら金利は低めですが、貯蓄貯金や貯蓄預金を利用するとよいでしょう。
外貨預金や外貨建てのMMFもお勧め商品のうちのひとつ。
でも、万が一の時のために、あくまでも余裕資金を使うことを忘れないで下さい。
借入残高を減らすという活用方法も
現実は住宅ローンの繰上げ返済や、ボーナス払いで購入したOA機器の支払いにすっかり回しちゃう方も多いことでしょう。
もしくは、子どもの教育費に回さなければ、という方もおられるのでは?
いずれも賢く運用する方法としては、選択肢のひとつですね。
例えば、35年の住宅ローンで、金利 3%、借入金1000万円の場合、 2年目に約 100万円を繰上げ返済すると、利息だけでも、約 150万円のお得です。
また、返済期間も元金が減った分 5年あまり短縮できます。さらには、住宅ローンに限らず、車やクレジットのローンのある方は、少しでもまとめて返済して、借入残高を減らすことを目標にして、ボーナスを有効活用してくださいね。
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