【2005年 第3回】[仕事]個人事業~制度をうまく使って起業にチャレンジ!~
宮崎 洋子 (ミヤザキ ヨウコ)⇒ プロフィール
就職、転職、そして起業。
今回は、個人事業について探ってみましょう。
SOHO
ここ数年の傾向として、パソコン業務を主なものとする在宅ワーク(SOHO)という形で個人事業を営むかたも多いと思います。
SOHOの良いところは、自宅に居ながら仕事が出来る、時間を気にせず自分のペースで仕事が進められる等ですね。
インターネットの普及によって、メールを使ってのやり取りが可能であれば、遠方からの仕事も引き受けることが出来ることから、地方でのこの形態の起業は多いようです。
これらのPRの手段には、ホームページの開設、メールマガジンの発行などが主ですが、いずれもそれほど資金が掛からないこともメリットでしょうか。
起業の業種
起業全般としての業種は、IT関連が目に付きますが、そのほかには、学習塾や、健康食品販売業務、美容器具・健康器具の販売業務、などもみられます。
個人事業のメリット・デメリット
個人事業のメリットは、開業するに当たり資本金を用意する必要が無いこと、場所を選ばないこと、などがあります。
けれども、簡単に始められるということは、すぐにやめられるということでもあり、法人と比較すると社会的な信用はあまり得られないのがデメリットといえますね。
税務署への申告
さて、個人事業主になり、収入を得るようになった場合には、税務署にきちんと申告をする必要があります。
青色申告によって、税金の控除を受けようとする場合には、帳簿の記載が義務付けられています。
当然のことながら、きちんとお金の管理をすることはとても大切なことですね。
簡単に記帳が出来るソフトなどを利用してみるのもいい方法でしょう。
平成17年分の申告から税制改正により、複式簿記で記帳した場合には、青色申告特別控除額が、65万円となっています。
そのほか同一生計の家族に給与を支払った場合、必要条件を満たせば専従者としてその全額が必要経費に算入できます。
そのほか個人事業に有利な制度はできるだけ活用して、賢くお仕事しましょうね。
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