【2005年 第4回】[仕事]働き方の仕組みをよく理解して!
宮崎 洋子 (ミヤザキ ヨウコ)⇒ プロフィール
働き方をあれこれ探ってきましたが、最後は人材派遣の様子についてです。
新しい働き方として、注目を集めてきた派遣ですが、インターネット上で人材派遣市況を掲載しているサイト『株式会社人材ビジネスフォーラム』によりますと、首都圏における派遣人数前年伸び率は、H14年頃から減速傾向にあると有り、職種に関しては、従来の主力職種であった「一般事務職」についての総人材派遣人数に占める割合が落ち込んでいると有ります。
一方で、「営業・販売職」のシェアは、首都圏・関西圏・中部圏ともに急増していることが見て取れます。今後の注目の職種であると書かれています。
それでは、地元における人材派遣業界の実態を見てみましょう。
人材派遣業の求人職種傾向
人材派遣業各社から拾って見ますと、求人職種傾向としては、「一般事務職」が目に付きます。
大手繊維会社・大手精密会社・大手建設会社などにおける専用端末(OA)を使用してのデータ入力・資料作成・書類チェックなど、一般的なソフトを使っての仕事から、コピー・ファイリング・来客応対・電話応対など事務全般のようです。
時給は900円~1,050円というところでしょうか。
注目の職種である「営業・販売職」の求人については、主に小売業で、本の販売・ジュエリー販売・来客応対・DM作成・顧客管理・ディスプレイ・電話応対などとなっており、自給1,100円以上のところもあるようです。
今後増える見込みとして「医療関連」の仕事も見られます。
職種の動向には注目というところですね。
派遣で働くということ
派遣で働くということは、働きたい人が派遣会社に登録をし、紹介された企業で働くということです。
雇用関係は派遣会社と結んでいることになりますが、仕事の指示は、派遣先の企業から出されるという関係です。
すなわち、給与の支払、有給休暇など、労働条件については雇用関係を結んでいる派遣会社とやりとりをし、仕事のこまかい進め方、現場での内容については派遣先企業の担当に聞く、これが派遣のしくみです。
よく理解したうえで、トラブルのないように働きたいですね。
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