【2005年 第4回】 仕事 ~〔派遣〕人材派遣(件数・業種など)〜
山根 裕子 (ヤマネ ユウコ)⇒ プロフィール
自分のことは、自分で護る。
社会の仕組みが変化してきて、会社の中でも、スキルのわからない人を採用コストをかけて採用するよりは、多少支払うものが多くても、スキルについては一応の保証がある人を派遣で使用したほうがよいとするところも増えてきました。
大都市の会社には、社員はごくわずかで派遣社員が大半の会社もかなり増えてきています。
派遣労働者数の半数は南関東の地域に属しています。
派遣社員というのは南関東においては会社戦力の形としてすっかり定着しつつあります。(厚生労働省の資料による)
派遣登録者数
派遣として登録している人は平成15年で236万人。
前年比+10%です。複数に登録している人も多いので実際はもっと少ないのでしょうが、登録している会社と、派遣される会社とアナタとは、ビジネス上の契約でつながっています。
派遣に関する知識
通常の会社勤めの人以上に、きちんと知識を持ってお仕事してください。
1.労働者派遣事業を行うことができるのは、厚生労働大臣の許可を受け、又は届出を行った事業主だけです。
派遣スタッフとして登録、又は雇用される際には、適正な派遣元事業主かを確認してください。
2.名前などのデータを登録しておいて、派遣先が見つかった段階で雇用契約を締結し、派遣就業するいわゆる「登録型」の労働者派遣を行えるのは「一般労働者派遣事業」だけです。
3.「特定労働者派遣事業」は常用雇用労働者だけを労働者派遣するもので、上記の「登録型」を含めた常用雇用労働者以外の労働者を派遣する場合は、一般労働者派遣事業の許可も受けていなければなりません。
4.派遣元事業主は、許可証または届出受理番号などを請求があったときには提示しなければならないこととなっています。
5.正規の事業所であることが確認できたら、実際のお仕事があなたの条件とマッチングするものであることを確認していきましょう。
①賃金水準や交通費の支給の有無
②労働時間の長短、残業の有無等の労働条件
③派遣先(勤務地)までの通勤
④自分の能力希望に応じた仕事を紹介できるかの有無
⑤研修制度が充実し、スタッフの能力開発に熱心か
⑥福利厚生は充実しているか
⑦スタッフのケアが十分行き届いているか
などの項目について、あなたのお仕事に関する優先順位も確認しながらお仕事選びをしましょう。
【2005年10月05日00時00分】
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