【2011年 第12回】 自転車専用レーン ~フランス気分~
横川 由理(ヨコカワユリ)⇒ プロフィール
東京都では自転車専用レーンを設置することを発表しました。
日本の自転車専用レーンは青。フランスは緑。
どんなしくみになっているのかしら。
東京都の自転車専用レーン設置
歩道を走る自転車と歩行者の事故が多発していることもあり、警視庁は、自転車専用レーンを東京都内で設置することを発表しました。
そもそも、自転車が歩道を走るというのも、日本では車の方が強いから!
車が怖いので、私を含めた皆さんは歩道を走っているのだと思います。
去年、車を売ってしまったこともあり、もっぱら私は自転車ドライバー。
買い物をするときは、自転車に積めるだけしか買えないし、エコだし、節約にもなりますよ。
でも、中にはちょっとこわいドライバーがいるのも事実。
気をつけて走らなければなりません。
フランスの自転車事情
フランスでは、車よりも歩行者のほうが優先されます(もちろん日本もですが)。
横断歩道のないところであっても、道を渡ろうとしていると車は止まってくれます。
日本で横断歩道であっても、滅多に止まってくれませんね。
とはいえ、歩行者に優しいフランス人であっても、自転車に対してはちょっと厳しいようです。
こんな事情から自転車専用レーンが登場したのでしょう。
パリでは、自転車専用レーンのあるところ以外は車道を走らなければなりません。
もちろん、歩道は通行禁止です。
右側通行ですから、左折をするときには、
手信号を出して交差点の真ん中を車と一緒に走り抜けます。
日本と同じく、曲がる方の手を斜めに出します。
ちょっと怖いと感じてしまいますね。そう、車には死角があるので気をつけなければなりません。
端っこを目立たないように走るより、堂々と車道の真ん中あたりを走りましょう。
パリの自転車専用レーン
パリでは自転車専用レーンとバス専用レーンがあります。
一部では、なんと車が入り込めないように、幅40センチ、高さ15センチほどのセメント製土手を設置!
さらに、専用レーンの幅を広くしています。
道路の幅は決まっていますから、割りを食ったのは車道。
狭くなったせいで一方通行になってしまった道路もあるのです。
事故が起こらないように、いろいろな工夫をしているわけです。
日本が道路に青い線を引いただけの自転車専用レーンを作っただけで、満足をしないようにしてほしいものですね。
パリに行ったら、自転車で回るツアーをおススめ。
パリは約105㎡と狭いため、自転車でも効率的に回ることも可能です。
もちろん、日本語ガイドがつきますよ。
さらに、電動自転車だから疲れることもなく、安心です。
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