【 2009年 第 3 回 】どんな保険が向いているのか?貯蓄を増やす為に切り詰められる部分はあるのか? 相談コラム
宮崎 洋子(ミヤザキ ヨウコ)⇒プロフィール
- 相談者
熊本市ジュニアさん - 家族構成
夫22歳会社員 妻(ジュニアさん)24歳会社員 長女1歳 - 相談内容
子供の学費や突然の病気、けがに出来る限り備えたいと思い、毎月5万円貯蓄しています。
しかし、主人が結婚前に組んだローンの返済や車検などで、なかなか貯蓄が増えません。エアコン購入のほか、5年以内に、もう少し大きめの車へ買い替えを考えています。また、このまま携帯電話を使うのと固定電話に切り替えるのと、どちらが良いかも迷っています。
主人は作業員、私も原付通勤なので、保険はもっと充実させたいと思っています。どんな保険が向いているのか、貯蓄を増やす為に切り詰 められる部分はあるのか、教えてください。
- 収支表
生命保険加入状況
- 回答
お子さんに費用が掛かる期間は、大学卒業までの20年余り。早いうちから貯蓄をと、生活費を抑えて、月々5万円貯金されているのは感心します。
ご希望のとおり、さらに家計を切り詰めて貯蓄を増やす為には、
①学資保険と、その他の各共済保険との保障内容で重複する部分を解約する。
②定期預金を取り崩し、自動車ローンを完済する。
③携帯電話の通話料金が、ライフスタイルに応じた内容になっているかを確認し、固定電話設置に掛かる初期費用も考慮のうえ、比較検討する
などが挙げられます。
切り詰めた結果、新たに貯蓄額を設定し、確実にたまった分で、車やエアコン購入の為の資金計画を!
そして、今後の保険に関する提案。生命保険より損害保険のほうが保険料も安く、一年更新ですので、ライフサイクルに合った見直しにも適しています。ご心配の内容がご主人の作業中の危険であれば、職場における災害保障を確認してみてください。
原付については、自家用自動車の任意保険に付帯する「ファミリーバイク特約」で、対人、対物ともに担保してくれます。さらに、普通傷害保険や交通傷害保険などの検討もお勧めします。
何よりもケガがないことが一番、お気をつけてお過ごしください。
このコラムは、熊本日日新聞(2004年4月~2005年3月)に掲載された「家計CHECK」を加筆修正したモノです。
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