【 2009年 第 6 回 】住宅ローン返済のボーナス負担は?家をリフォームする準備は? 相談コラム
宮崎 洋子(ミヤザキ ヨウコ)⇒プロフィール
- 相談者
熊本市在住ハッピーさん - 家族構成
夫37歳公務員 妻(ハッピーさん)35歳 長男7歳 長女3歳 - 相談内容
家計は現在安定していると思いますが、来年は娘が幼稚園へ入り、教育費が22,000円増えます。
また、中古住宅を購入している為、家もリフォームが必要。去年約250万円かけ台所を済ませましたが、3年後までに、100万円で浴室もしたいと思っています。その頃には、車も買い替えたいのですが、貯蓄が少ない為心配です。
また、現在元気な両親も、いつ病気になるかわからず、その時には経済的支援も多少したいのですが、どの程度かわからず、不安です。
5年後には私もパートに出て収入も増える予定ですが、配偶者としての働き方についてアドバイスをください。
- 収支表
- 回答
毎月の収支に関してはとてもしっかりとした家計管理をされています。今後予想される教育費の負担増を考えても、充分余裕があるようです。
そんな、ハッピーさんには、住宅ローン返済のボーナス負担についてと、リフォームの際の生活設計についてアドバイスします。
まず、住宅ローンのボーナス返済に関して負担額が大きい事が気になります。月々の収支が黒字の間に返済月額を増やしても良いと思うのですが、いかがでしょうか?今後ボーナスに頼った返済方法はお勧めできませんし、月の返済割合が大きい方が支払い総額も少なくて済みます。
また、金利が2年更新という事でしたら、金利が上がる前に一部繰上げ返済を検討して見られてはいかがでしょうか。
次に、ご両親が病気の場合に支援をされたいとのこと、ご立派ですね。将来的には、ご両親との同居についても考慮に入れておられるのでしょうか?経済的な支援とともに、考えて見られては、と思います。
もし可能であれば、リフォームを考える時には、少し早いかもしれませんが、目的に応じて、バリアフリーに改造するなど、検討してみてください。
最後に、ハッピーさんがお仕事をされる時には、ご主人の扶養範囲内の収入にするのか、否かということが、ポイントではないでしょうか。厚生年金保険や、健康保険についてはそれによって負担額が違ってきます。今後さらに厳しくなる見通しではありますが、5年後に働きに出られる時まで、どのように変わるか、情報をキャッチして行ってください。
今後ハッピーさんのご一家が、さらにハッピーになりますように、ご期待しています
このコラムは、熊本日日新聞(2004年4月~2005年3月)に掲載された「家計CHECK」を加筆修正したモノです。
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