【 2009年 第 10 回 】目標を持って貯蓄をするためのコツは?加入している保険は、足りているのか?いないのか? 相談コラム
宮崎 洋子(ミヤザキ ヨウコ)⇒プロフィール
- 相談者
熊本県南在住ワクワクさん - 家族構成
夫39歳・会社員 妻(ワクワクさん)30歳・主婦 長男4歳 - 相談内容
近いうちに私の車の買い替えをする予定です。まとまったお金が必要になりますが、今は残ったら普通預金に入れておくという状態です。確実に資金を準備するために、家計で見直すべき点を教えてください。
子どもの教育資金準備金は月5,000円の積立だけです。学資保険は貯蓄にはならないと聞いたことがありますが、やはり必要でしょうか?
また、生命保険については、保険会社から主人の保険の見直しを進められているのと、私のがん保険についても果たして必要なのかと迷っています。
アドバイスをお願いします。
- 収支表
- 生命保険加入状況
- 回答
貯蓄の考え方と、保険の必要額についてアドバイスをさせていただきます。
現在の収支は黒字ですが、これから教育費が必要になる時期です。そこで、現在利用しておられる社内財形貯蓄については、ボーナス時にもいくらか積立をされてはいかがでしょう?
市中の銀行預金と比較すると利率もいいですし、給与天引きでの貯蓄は確実な方法だと思います。お車の購入のために資金をためたいとの事ですが、余裕があれば、家のリフォームや家族旅行のためなど、目的に合わせてリスクを考えながら金融商品を選ぶのも勉強になり楽しいかもしれません。次にお子さんの「学資保険」についてですが、教育資金目的で考えた場合、利率面では期待できないかもしれないです。
しかし、ご主人が万が一の場合、その後の保険料を支払わずに「進学祝い金」や「満期保険金」を受け取ることができるというメリットもあります。目的をいずれにおくかと言うことでしょう。ご主人の保障に関して、会社員のご主人が万が一の場合、お子さん1人と奥様には、お子さんが18歳になるまで遺族年金が支給されます。また、勤務先から支払われる死亡退職金を含めて考えると保険で補う金額は現在加入の金額より少なくてもよいと思います。奥様のがん保険については、今加入されているものは、決して悪いものではありません。安心料と思って加入されていてもよいのではないでしょうか?ただ、がん保険はがんの場合にのみ支払われる保険ですので、その点ご注意ください。
車の購入や、家族旅行など、ご自分の余暇にも有意義に「お金」を使いながら、しっかりと貯蓄ができる事が理想ですね。
このコラムは、熊本日日新聞(2004年4月~2005年3月)に掲載された「家計CHECK」を加筆修正したモノです
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