【 2009年 第 5 回 】聖地マウイ島ハレアカラ(その2) ハワイ大好き
高田 晶子(タカダ アキコ)⇒プロフィール
こんにちは。マネーカウンセリングネットWealthの、ハワイ大好きな高田晶子です。
ハワイコラム5回目は、私が世界で一番好きな場所、マウイ島のハレアカラのサンセットと星空をご紹介します。
ハレアカラって何?という方、ぜひ前回のコラムをお読みください!
ハレアカラのサンライズ・サンセット
ハレアカラは、サンライズのスポットとして人気がありますが、サンライズの時間帯はすごい人なんです。人の頭越しに見るのではないサンライズを拝むためには、内緒の場所にでも行かない限りほとんど無理な状態。
さらに、サンライズに間に合うためには、夜中の3時、4時にホテルを出なければなりません。
せっかく時差ぼけが直った頃にまた時差ぼけになります。
そこで、私のお勧めは、断然サンセット。サンセット時はとにかく人が少ないです!
そして、その人たちも太陽が沈んだら、即行で帰っていく人が多いのですが、本当の感動はその後に訪れます。
もし、今後行く方がいらっしゃいましたら、騙されたと思って、少しの間、寒い山頂で我慢して空を見ていてください。
世界一星空を見るのに適した場所
太陽が沈んだあと、空は刻々とその色を変えていきます。とっても幻想的。そして、一番星と言われる金星が見え始めたら・・・。その後には信じられない星空に包まれます。
なるべくたくさんの星を見るには、まずは赤道に近いこと。そして標高が高いこと、光がないこと、が条件になります。この条件を満たしてくれているのがハワイなんですね。
ハワイ島にあるマウナケアは標高4,025m。天体観測に最適な場所だからこそ、日本の国立天文台の「すばる」をはじめ、世界中の展望台がここに集まっているのです。
しかし、私たち一般の観光客が星空を見るには、マウナケアは標高が高すぎます。酸素も薄いし、寒い!身体への負担が大きいので、マウナケアでの星空観測は、だいたい標高2,800m付近まで降りて行います。
一方マウイ島のハレアカラは標高3,055m。このくらいなら、ほぼ山頂付近で星空観測が可能です。ですので、観光客にとっては、世界一星空を見るのに適した場所と私は思っています。
ハレアカラで満天の星空を見たら、きっと人生観が変わります!最初は雲かと思うほど空が白いんです。でも、雲ではなく全部星なんです。その空を初めて見たときの感動は忘れられません。
宇宙の中の自分を感じる星空
あまりに星が多すぎて、星座もわかりません(笑)。かろうじて見つけ出したカシオペア座や北斗七星から、小学校の時に教えてもらった北極星の見つけ方を思い出して線を引いていくと、数多くの星の中からようやく北極星を見つけられます。
この星空の下は、まさに「宇宙」です。宇宙の中にいる自分を感じるなんて、普段の生活ではありえないですよね。
地球は、こんなにたくさんの星の中の一つ、その地球にはたくさんの人がいて、自分はそのうちの一人。
自分なんて、ある意味、とってもちっぽけな存在。そのちっぽけな自分に起こる「大変なこと」なんて、もっとちっぽけ。
人間は大自然の中で共存している
近代的な建物も、機械的な施設も何もないこの場所に居ると、人間は大自然の中で生かされている、共存しているということも痛切に感じます。
そして、目に見えるもの、聞こえるもので判断しがちな自分を恥ずかしくさえ思います。
何万光年もの遠いところにある星もたくさんあるはず。例えば100万光年の星は、その時見た光は100万年前に放たれたということです。もしかしたら、今はもう無い星かもしれない。もう無い星を見ているかもしれない、そう思ったら見えているものが全て真実とは限らないですね。
喋るのをちょっと止めて、耳を澄ましていると、何も音がしません。でも、音がない音があるんです(笑)。
これは、ぜひ体験してほしいなー。まるっきり音のない世界なんて、それこそ普段の生活にはありえません。きっと人間の耳では聞くことができない音もたくさんあって、それを聞いてコミュニケーションを取っている動物もいるんだろうな、そんなこともここでは容易に想像することができます。
人間が作り出した経済、人間が生み出した「お金」に密接に関わる仕事をし、「お金」についての相談業務を主にしている私ですが、ここに行くと地球のすばらしい自然や宇宙の力で、少し傾いてしまった自分の軸をまっすぐに戻すことができるような気がします。本来の大切なものに気付くことによって、「お金」についても、もっと上手に付き合えるように思います。
今回の写真は、ハレアカラのサンセット後の空です。
何度行っても、毎回違う風景を見せてくれます。自然ってすごいですね。
そして、この写真は、はらからずも、多くの人と私を結びつけてくれた貴重な1枚となりました。さすがはパワースポットです。
ハレアカラで体験した不思議な出来事はまた次回に。
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