【 2009年 第 7 回 】「アロハ」が持つあたたかさ ハワイ大好き
高田 晶子(タカダ アキコ)⇒プロフィール
こんにちは。マネーカウンセリングネットWealthの、ハワイ大好きな高田晶子です。
ハワイコラム7回目は、私も大好きな言葉、「アロハ」について書きたいと思います。
マウイ島でジープのレンタカー
昨年、マウイを旅行したとき、レンタカーを借りました。せっかくだから日本じゃ乗れない車にしよう!と借りたのがジープ。幌を取り、オープンでマウイの風をきって走る爽快感は、それはもう表現できるものではありません。ちょっと風が強すぎましたが(苦笑)。
調子にのって、少し標高の高いところまで行き、遊びすぎた私たちはサンセットを迎えてしまいました。
ハワイは常夏の島、というイメージが強いのですが、気候はとても爽やか。
太陽が沈んだあとは、上着がないと肌寒いほどです。
幌が閉められない
オープン状態でのドライブは寒すぎる、ということでカバーをしようとしたのですが、全く無理!!オンナ3人の力では、どうしても出来ずにブルブル震えながら、小さな町のガソリンスタンドにヘルプを求めて入りました。
でも、そこはセルフスタンドで、併設されている小さなお店のおばちゃんが居るだけ。このまま震えながら帰るしかないのか・・・と思ったら、そのおばちゃんの一声で、なんと!そのあたりで遊んでいた10代の男の子4~5人が大集合。
男子でも、結構な力作業。みんなで声をかけあって、協力して、しっかり幌をつけてくれました。助かった~。なんとありがたかったことか・・・。
そして、彼らは、いいことをしたとか、やってあげたとか、そんな素振りは全くなく、ただただ、「Thank you、Mahalo」としか言う以外何もお礼ができない私たちに、満面の笑みだけを残して、また遊びに戻っていきました。
アロハの深い意味
ハワイでは、挨拶のときに「アロハ」という言葉をよく使います。こんにちはもアロハだし、さよならもアロハだし。写真を撮るときも親指と小指を立てたシャカのジェスチャーとともに「アロハ~♪」
でも、「アロハ」は単なる挨拶の言葉ではありません。一言で表現するのなら「愛」という言葉になるのかもしれませんが、もう少し深い意味があるように思います。
「アロハ」の語源には諸説あるようですが、その一つが、「A=用心深く警戒すること、L=調和をもって働くこと、O=真の誠実さ、H=謙遜、A=辛抱強く耐えること」というように一文字ずつに意味があるというもの。
自分や他人に対して忍耐力を養い、愛の本質を理解し、調和することを目指す。
穏やかで寛容で、思いやりにあふれ、慈しみを与える愛。
たった一言「アロハ」の中に、こんな思いが溢れた言葉です。そして、ハワイの人々の中にはこれを実践する「アロハスピリット」というものが、脈々と流れているのです。
他者への愛や尊敬、そして分かち合い、助け合いの精神が受け継がれています。
だから、ハワイの島々での滞在は、本当に心地よいものになるのでしょうね。
ただ海がきれいとか、空気がさわやかとか、それだけではない、アロハに満ち溢れた島々。
本来日本人が持っている精神と似ている
でも、私は密かに、これは本来日本人が持っている精神ととても似ていると思っています。
古き良き時代の日本の精神がまだ守られているハワイ。ハワイはゆっくりと観光したり静養したりする以外にも、日本人が忘れてしまった大切なものを思い出させてくれるのです。
この写真を見るたびに思い出すことがあります。
雲があまりにキレイで空に向かって撮影に夢中になっていた私。ふと背後に気配を感じて振り返ると、バスがずっと私の撮影が終わるのを止まって待っていてくれました。あのときのドライバーさんの笑顔が忘れられません。
道路に人がいれば、車が待つ。渡りたそうにしているだけで、車が止まってくれる、そんな生活を数日間過ごしたあと、東京にもどってくると、いつも車に轢かれそうになるのです(笑)
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