【 2009年 第 6 回】クレジットカード~ガソリン系カード~ クレジットカード
キムラ ミキ
昨年の今頃は、原油価格の高騰の影響を受け、ガソリン価格も急激上昇。車を日常的に使われる方にとっては、大変厳しい時期でしたね。わたしも、1円でも安く…と自宅周辺のガソリンスタンドをチェックしていたことを思い出します。
今回取り上げるのは、そんな時に強い味方になってくれるかもしれない、ガソリン系カード。ガソリン系クレジットカードは、ガソリンスタンドを利用する消費者の固定化を目的としていますので、ガソリン、軽油などの車関係の割引サービスが充実しています。
それでは、いくつか具体的なカードについて見てみましょう。
ENEOSカード
全国で約1万超のスタンドを展開する新日本石油が、三菱UFJニコスと提携して発行しているカードが、「ENEOSカード」です。このカードは、年会費無料で、ENEOSサービスステーションでのガソリン・軽油購入について1リッターあたり2円引きの割引を受けることができます。
また、入会特典として1,000円分のガソリン・軽油がプレゼントされるほか、年中無休のロードサービス(レッカーサービス10kmまで、路上修理30分以内)も無料で受けることができます。
シェルターレックスカード
昭和シェル石油のガソリンスタンドでお得なクレジットカードが「シェルスターレックスカード」です(発行会社は、三菱UFJニコス)。
このカードは、6か月間のカード利用金額に応じて、の利用金額で4つのランク(10万円未満は「1star」、10万円以上20万円未満「2star」、20万円以上40万円未満「3star」、40万円以上「4star」)に分かれており、割引率が変化します。初年度の年会費は、無料ですが次年度以降は会費1,312円がかかります。ただし、1年(6か月×2期)3スター以上で次年度も無料です。
気になる割引の中身ですが、「1star」ランクでも、ハイオクガソリンは1リッターあたり4円の割引を受けられ、最高ランクの「4star」ランクでは、1リッター当たり10円の割引を受けることができます。このカードは、特にハイオクユーザーにとって魅力的といえるでしょう。
JCBドライバーズプラスカード
先に見てきた、上記2つのカードは、いずれもガソリン会社が発行主体となっているカードでしたが、「JCBドライバーズプラスカード」はガソリン会社の系列を問いません。
1か月の利用金額によって決定したキャッシュバック率に応じて、ガソリンスタンド・高速道路での利用代金が最大で30%キャッシュバックされます(年会費1,312円)。
最後に
あるインターネット調査では、普段利用するガソリンスタンドは、「大抵決まったところ」であると回答した方が大半を占めます。このコラムをお読みのあなたも、車を利用される方であれば、よく行くガソリンスタンドって、思い当たりませんか?
そのよく行くガソリンスタンドを展開しているガソリン会社が発行しているクレジットカードについて調べてみると、ガソリン代の節約につながるかもしれませんね。
ただし、ガソリン会社の系列によって、年会費がかかるカードもありますので、あなたのガソリン使用量が毎月どれくらいであるかも、再確認しておくことも必要です。
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