【 2009年 第 1 回 】Let’s Enjoy “旅”『 賢く楽しく“旅”しましょう。』 楽々旅々
合田 菜実子(ゴウダ ナミコ)⇒プロフィール
みなさん“旅”お好きですか?
私の周りで“旅行が嫌い”という人は聞いたことがありません。
・ 疲れたら、「フーっ、今度の休日はゆっくり温泉旅行でもいくか~。」
・ 少し寒さが増してくると、「そろそろカニの季節、山陰か北海道にでもカニを食べに行くかぁ。」
・ 円高!「海外旅行のチャンス、航空運賃もブランド物もお買い得!!行っとくぅ?」
無意識にこんな会話していませんか??
旅行は幸せなもの
旅行とは、本当に “幸せ” なものです。(よほどの悪いアクシデントやトラブルが起きない限り…。)
旅行会社時代、いろんなところに添乗員として行きました。とてもハードでしたが、今となってはとても“幸せ” な思い出です。
なぜ“幸せ”だったかって?
仕事を辞めてからようやく分かりました。
『一緒に旅しているお客様たちが皆、そのときとても笑顔で “幸せ” だったからです。』
旅行に行きたい日本人
深刻な金融危機、家計逼迫、生活費削減、節約…こんな時代でも、日本人の“旅”に対する欲望は廃れることはありません…。
今、話題の定額給付金の使途についての街角インタビューでも「旅行に行きたい」という声が多かったですね。
『レジャー・余暇生活に関する意識の動向』(平成19年版観光白書)の調査によりますと、
Q.今後の生活で力点をおきたい分野は?(平成18年10月調査)
1位 レジャー・余暇生活 36.8%
2位 所得・収入 29.9%
3位 食生活 29.5%
4位以降、資産・貯蓄、自己啓発・能力向上、住生活、自動車・家電、衣生活 等
Q.旅行に対する潜在需要
(余暇活動の潜在需要を参加希望率から実際の参加率を引いた数値)
1位 海外旅行
2位 国内観光旅行 (避暑・避寒・温泉 など)
3位 ピクニック・ハイキング・野外散歩
4位以降、陶芸、音楽・コンサート、オートキャンプ、観劇、スキー、スポーツ観戦
この結果から、“国民の旅行に行きたい!”という願望の強さが伺えます。
また、ネット調査会社(株式会社ネットマイル)が団塊世代を対象にして行った調査(平成20年4月発表)によると
Q.現在から今後も継続して、趣味にしたいこと、お金や時間をかけたいことは何?(夫婦で楽しむ場合)
1位 国内旅行
2位 温泉旅行
3位 海外旅行
4位以降 高級レストランでの食事、和食
どの調査結果から見ても、日本人が、“いかに旅行好きか?”が分かりますね。
不景気になると安近短、今年は海外旅行を温泉旅行に!なんてことも、時にはあるでしょう。でも、お金をかけて遠くに行くだけが楽しい“旅”ではありません。どこに行っても、新しいことを発見したり、素敵な出会いがあったりと、“旅”を楽しむことはできます。
海外旅行に行くチャンス
最近の旅行事情、100年に1度とも言われる金融危機!財布のひもを引き締めて、旅行やレジャーは我慢して…。そんな風に考えがちですが、この円高の状況はある意味では、海外旅行に行くチャンスにつながります。
実際、韓国や香港、東南アジア方面への旅行者は増加しているようです。また、JTBが円高の影響を受け、2009年1―3月出発の一部の海外旅行商品のヨーロッパ方面ツアーを1万円、アジア方面で1万―1万5000円安くすると(平成20年11月31日)発表しました。消費者にとって嬉しい話もありますね。
ちなみに、ヨーロッパに行って、ブランドのバックを購入した場合、
約半年前(平成20年6月頃)約16.7万円(1000ユーロ×167円=167,000円)だったブランドバッグ、
平成20年12月現在なら約11.7万円(1000ユーロ×117円=117,000円)で買うことができますね。
主要通貨の、平成20年6月と12月の為替レートを比較してみましょう。(概算数値)
国内では、利息つかない、株価は下がる、給料カット、悲しい“円”ですが、グローバルに考えると、とても価値が上がっているのです。
だからといって、すぐ海外旅行に行こう!とは、難しい話かもしれないですが、ちょっと考え方を変えるだけで良い旅行をすることが出来るかもしれません。
ぜひ、皆さんも賢い旅行者になって、楽しい旅行を満喫してみませんか?次回以降は、国内旅行の“ノウハウ”からお話を進めていきますね。
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