【 2009年 第 2 回 】Let’s Enjoy “旅”『 賢く楽しく“旅”しましょう。』 楽々旅々
合田 菜実子(ゴウダ ナミコ)⇒プロフィール
皆さんは、国内のお宿を探すとき、どうしますか?
A.旅行会社に行ってお勧め宿(パンフレットの活用)を紹介してもらい、宿泊券を購入。
B.じゃらんなどの旅行雑誌、インターネットを活用して情報収集。ネットで予約。
C.口コミ情報や、ガイドブックを活用し、直接電話で予約。
いろんな方法がありますね!どの方法がお好きですか??
私は、宿を探すときA~C全てを総合して活用します。
方面が決まったら、旅行会社のパンフレットを見て、施設情報や料理内容、料金をチェック。ネットで検索すると、宿泊施設のHPを見ることも出来るし、じゃらんやJTBのサイトに接続すると、即座に空室情報まで見ることが出来ます。
ある程度、希望のお宿が絞れたら、最後は電話で確認します。直接予約した場合の料金や、受付の応対の良し悪しを総合して判断し、最終的にどうやって予約をするかも決めます。
それぞれのメリット、デメリット
では、それぞれのメリット、デメリットを検証してみましょう。
A.
○ 希望に沿った宿を紹介してもらうことが出来、販売員の生のアドバイス、情報が聞ける。集中的に送客提携している所を選ぶと、スケー ルメリットで安くて良いサービスを受けることが出来る可能性がある。
× 顧客の希望よりも、売りたい宿を勧められるケースがある。
旅行会社に手数料が入るため直接予約よりも高いケース、手配手数料がかかるケースもある。
B.
○ ネットで予約の場合は、人件費が少ないため旅行会社で予約するよりも安いプランの設定が多い。
× 情報が取りにくい、複数の中から選ぶのが難しい。
C.
○ 直接、宿と話すことにより適切な情報が得られる。仲介が入らないため料金が料理など宿泊内容に還元されやすい。
旅行会社に部屋を提携していない穴場的な宿もある。
× 旅行会社等に部屋をほとんど提供しているため、良い部屋が残っていないケースもある。
旅行会社のパンフレットって、地域別にキレイに整理されているうえ料金まで表示されているのでとても分かりやすいですね。お風呂や料理など、ランク別に探すことが出来るのもメリット。
いつか、行きたいなぁ・・・と思って眺めるだけでも楽しいですね。
予約時の注意点
では、ここで予約する際の注意点。
※注意その1 ~ 宿を探そう!となったとき、
いろいろなパンフレットを比べて、『 同じお宿だけど、このパンフで予約するのが一番安いよ!』『 ネットでみたら、パンフより格安のプランが出ているよ!! 』と、比較される方がよくいらっしゃいます。
ここで注意して頂きたいのは、プラン内容できちんとランク付けされている宿もありますが、たいていのところは、安く設定されていればお部屋タイプのランクが低かったり(新館ではなく旧館、海に面しているのに山側のお部屋であったり)料理内容が高いものと比べるとおちるなど、やっぱり料金相応のことが多いです。
旅行会社で手配をしていた頃、よく旅館と料金交渉をしました。1000円値切ることは出来ても、料理の品数が1品減ったり、「海老天ぷら」→「野菜天ぷら」、「ひらめとあわびのお造り」→「あじといかの刺身」になったりするわけです。
考えてみれば、これは当然のことですよね。
FPの保険見直し講座などでもよく話しますが、『美味しいだけの話はないのですよ!!』というところが、私の本音です。ですので、いろいろ検証した結果、私は個人旅行でも宿に直接電話で予約をするケースが多いです。
きちんとこちらの希望を伝え、内容を確認し(ネットやパンフの内容との比較も確認したうえ、周辺の観光情報なども聞いてみたり)気持ちの良い応対をしてくれたらOKです。ここで電話の応対が悪ければ絶対NG、実際行ってみて心地よいサービスを受けられるとは思えませんよね。
※注意その2 ~ キャンセルチャージについて。
通常旅行契約約款では、宿泊のみの場合4日前まではキャンセルチャージはかかりません。ほぼ、日にちと宿が決まったら、まずは即、予約です(頭金が必要な場合もあります)。迷っている間に満館になって悔しい思いはしたくないですよね。
例外のケース、パンフレットで、“お宿とJRや飛行機などとセットに出来るタイプ”だけれども“宿泊のみ”のプランを選択すると、国内パッケージツアーと同じ扱いで、“宿泊のみ”でも、20日前からキャンセルチャージがかかるようになっている商品があります。
パッケージ商品で予約する場合は、規約をきちんと確認してくださいね。
ETCの割引を活用
最後に、マイカーで旅行される方!ETC搭載されていますか?最近は、ETCの割引が活発になっており、通勤時間帯割引(100キロまで通行料金が50%引きになったりする制度)などもできています。
初期費用は必要ですが、うまく利用すると十分モトを取れるケースもありますので、ETCはまだ、という方、要チェックです。
裏技方法としては、通勤割引は1日に同じカードで2回までなど決まっていますので、夫婦でドライブならば、カードを2枚用意する。100キロで一旦インターを出て次のインターで入りなおす、など、高速代をうまく節約する方法もありますね。
最後に!! 旅行は、お金の対価に比例して満足が得られるというものではありません。
希望に合ったお宿を選んで、貴重な時間を効率良く使って、楽しい旅ができますように!!
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