【 2009年 第3回 】 老後、日本と海外では? リタイア準備
西谷 由美子⇒プロフィール
派遣切り、雇い止め、エトセトラ・・・年末からこの方、明るいニュースって、釧路のくぅちゃんの可愛らしい姿しか記憶にないという、冬空よりもどんよりとした日々が続きます。日本の将来はどうなるのでしょう?そして私たちの老後は?
そういえば景気のよかったころは、「引退したら海外で暮らそう」とか、「若いうちにしっかり老後資金溜め込ん『アーリー・リタイヤメント』、日本非居住者になって世界を彷徨おう」とか夢のようなことを言っとりました、私。
政府だって「シルバーコロンビア計画」(‘86 通産省、リタイヤ後の第二の人生を海外で送るプログラム)などというものを提唱してましたよね。
海外での『第二の人生』
それでは、海外ではいわゆる『第二の人生』ってどうなっているのでしょう。まあ、比較的知られているアメリカについての私の知識は、、、子供は高校を出ると独立するから、夫婦だけの生活が長いらしい。
年金は65歳から支給が原則って映画(リーサル・ウェポンでは主人公、ボヤいてましたね)で知りました、最近67に延長になったらしいけど。あと、サン・シティに代表される、退職者が集まって住むコミュニティもあるらしい。
あらあら、断片的な知識はけっこーあるものですね。今回、ネットからの知識ですが色々判った事を書き出してみます。
先進国では一定年齢での退職制度を法律で禁止しているところが多い
まず、先進国ではきっちりと「定年」をうたうことが少なくなっているそうです。なぜかというと、年齢による雇用上の差別待遇となるので、一定年齢で退職していただくという制度を廃止したり、法律で禁止をしているとか。
自営業ならともかく、雇用されている場合、リタイヤの年齢を自分で決める自由がある、というのは嬉しい事ですよね。体の具合と、その後の計画に必要な資産が形成できたら、という条件が整えば、自分の意思でリタイヤできるみたいです。
日本も年金支給開始が引き上げられることで、定年の制度が少しずつ変わりつつあります。雇用形態はさておき、人口減少に伴い働ける期間が長くなりつつあるようですね。それを望む人にとっては、好ましい状況の変化かも。
リタイヤ後の「お金」
では、リタイヤ後の生活を支えてくれる「お金」の面ではどうでしょう。先進諸国は日本同様、年金制度が整備されています。
各国ともに、「少子高齢化がもろに年金財政を圧迫している」と想像できる支給開始年齢の変化ではありますね。
それとは別に、金額が少ないのでは?とも思いましたが、海外は日本と違う点もあります。それは、子供の教育費は必ずしも親が払うものではない事、マイホーム関連の支出が日本と違う事、子供に資産を残さずに使い切るのが一般的な事、などでしょう。
子供を頼らず、夫婦で力を合わせて、充実した時間をすごしているのかな?宗教が基礎となるボランティア活動なども盛んでは、と想像したりもします。
ホームパーティが盛んでご近所づきあいが密であれば、日本のような老人の孤独死は少ないのかもしれませんね。
さて、私が老後を迎える頃、上記の国々はどう変わっているのでしょう?
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